News
Category
信頼を生む「一貫性」の力
最近よく耳にする言葉に
「一貫性を通す」というものがあります。
これは
「言っていることと、
やっていることが常に一致している状態」のことです。
当たり前のようで、実際にはなかなか難しい。
けれども、この一貫性を持っている人は、
とても信頼されるし、「さすがやな」と
一目置かれる存在になると思います。
では、
どんなときに一貫性が崩れてしまうのでしょうか。
たとえば、普段は子どもに
「シャワーは体を洗っているとき以外は止めなさい。
水がもったいないし、環境にも優しくないから」
と伝えているのに、旅行先では
「どうせ使い放題だから」
と言ってお湯を出しっぱなしにしてしまう。
あるいは普段「部屋は片付けなさい」
と言っているのに、旅行先では
「どうせ毎日清掃が入るから散らかしていいやん」
と平気で散らかしてしまう。
こうした行動は、
普段の言葉と真逆であり、一貫性がありません。
このちょっとしたズレが、
周りの信頼を損ねることにつながってしまうのです。
本当に大事なのは、
「どんな場面でも一貫性を持つこと」だと思います。
忙しいときでも、
落ち込んでいるときでも、
楽しいときでも。
普段から言っていることを、
行動としても実行し続けられるか。
それが信頼を得るための条件の一つであり、
人としての強さなんでしょうね。
一貫性とは、言葉と行動を一致させること。
それを続けることで初めて信頼が積み重なり、
「この人は信用できる」と思ってもらえるのでしょう。
口でいいのは簡単。
言動一致を心掛けたいものです。
お客さまは一体、何にお金を払っているのか?
私たちは普段、何かを買うときに
「商品そのもの」にお金を払っているように思いがちです。
けれども、本当はそうではありません。
お客様は「得たい未来」や
「解決したい課題」に対してお金を払っています。
例えばパソコンを買うとしましょう。
「最新モデルが欲しいから買う」
という人もいるでしょうが、
多くの場合はそうではありません。
「もっとスムーズに作業を進めたい」
そうした目的があるからこそ、
パソコンを選ぶわけです。
もし買ったパソコンが動作が遅くて作業に支障が出たら、
商品は手に入れても欲求は満たされません。
工務店の仕事に置き換えてみると
私たちの仕事でも同じことが言えます。
先日「庭の雑草をなくしたい」
というご依頼をいただきました。
防草シートを貼る施工を提案し、
工事を進めました。
しかし、後日
「草がまた生えてきた」とご連絡をいただいたのです。
見に行くと、確かに草が生えていました。
原因は、防草シートの下からではなく、
どうやら土の上に飛んできた種が芽を出していた様子でした。
施工業者さんも確認してくださり、
その場で草を抜き、
除草剤をまいて対処しました。
このときに改めて気づかされたのは
お客さまは「防草シートを貼ること」
にお金を払っているのではなく、
「庭から雑草がなくなる状態」
にお金を払っているということです。
本当に大事なのは「お客様の欲求を見極めること」
私たちがプロとして大切にすべきは、
「施工をした」という事実ではなく、
「お客さまが本当に得たかった未来を叶えられたかどうか」です。
- 草が生えない庭で安心して暮らせること
- 快適な空間を手に入れること
- 時間や手間を取られないこと
そうした本質的な欲求を理解し、
それを叶える提案ができて初めて
「良い仕事」と言えると思います。
お客様が払っているのは
「商品代」や「施工代」ではなく、
「欲しい未来の実現」です。
私たちはその期待に応えられるよう、
常に「この提案はお客様の欲求を叶えているか?」
という視点を忘れずに仕事をしていきたいと思います。
「掃除しよか」と、また今日も言ってる気がする
うちには娘がいるんですが、
もしかしたら
将来こう言われるんじゃないかなと思ってます。
「お父さんって、ほんま掃除しようってよう言ってたよね」って。
勉強しなさいって、
僕はあまり言った覚えがないんですが、
「掃除しよか」って言葉は、
たぶん何百回も言ってる気がします。
なぜ、そんなに掃除が気になるのか
僕自身、散らかった空間がとても苦手です。
それは性格的なものもあるんですが、
実は少し根拠もあるんです。
人間の脳に入る情報のうち、
7〜8割は視覚(目)からの情報だと言われています。
つまり、目の前に広がる「景色」や「空間」は、
僕たちの脳みそや心の状態に直結しているということです。
空間がごちゃごちゃしてると、
心もごちゃごちゃする
例えば、部屋が散らかっていたり、
デスクの上が書類だらけだったり、
パソコンのデスクトップがファイルでいっぱいだったり……。
そういうときって、
だいたい心の中も散らかってるんですよね。
逆に、整理整頓がされているときって、
なんだか気持ちも落ち着いていて、
冷静に物事を考えられる気がします。
現場の工事でもそうです。
現場が散らかっていると、
ミスも増えるし、
何より気持ちが荒れる。
掃除が行き届いている現場って、
仕事も丁寧になるし、
ミスも減る。
地域の中でも、
毎朝家の前を掃除している人をよく見かけます。
誰に言われるでもなく、自分でやっている。
僕はそういう姿を見て、
「あぁ、この人はきっと心の中が整ってるんだろうな」
と思うんです。
最後に
今日、僕が伝えたかったのは「掃除は大事」ということです。
ただ清潔を保つためじゃなくて、
自分の心を整えるために大切なことだと思っています。
景色を整えると、心が整う。
だから、
僕はこれからも、
きっと「掃除しような」って言い続けると思います。
ハードは完璧、でもまた行きたいと思わなかった理由
先日、少しいいホテルに泊まってきました。
ロケーションもよく、料理も魅力的で、
何より「非日常」を味わいたくて、ちょっと奮発して。
でも、少しあともう少しという感じでした。
どこか惜しい、ソフト面
建物はとても素敵でした。
眺めも抜群で、内装も申し分なし。
けれど、最初の受付から「あれ?」という違和感が続きました。
誰も出迎えてくれない、受付がどこか分かりづらい、
ウェルカムドリンクもなんとなく出しただけな雰囲気。
スタッフの方も、悪いわけではない。
けれど、心がこもっている感じがしない。
「人」ってやっぱり大事
少しのごみ、乱れた芝生、バーの雑なセッティング
いい金額するのだからこそ、そういう
ちょっとしたことが気になるんです。
これはほんとに難しいと思う。
でも改めて感じました。
空間をつくるのは人なんだなと。
どれだけハードが良くても、
人の温度が感じられないと、
また来たいとは思えない。
自分たちの仕事にも重ねて
店舗づくりの仕事をしている僕にとって、
これは他人事ではないなと反省させられる体験でした。
立派な空間をつくるだけじゃなく、
そこにいる人の気配や心配りがあるかどうか。
それが最終的に「また来たい」に繋がる。
僕らも人の力を、
もっと大切にしていきたいなと思いました。