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「誰にでも選ばれる」より「強く選ばれる」会社へ
ある方が「個人のブランディング」について
話されていました。
例えばこんな発信です。
即レスします。
電話には出ません。
飲み会には行きません。
仕事が大好きです。
これらをあえて発信しているという話でした。
これを聞いたとき、最初は少し驚きました。
例えば「電話には出ません」と言ったら
反感を持つ人もいるかもしれないからです。
「なんで電話出てくれへんの?」
そう思う人もいるかもしれません。
でも、その方はこう言われていました。
それでいいんです、と。
そういう発信をすることで
「この人はこういう人なんだ」と周りが理解する。
合う人は強く応援してくれるし
合わない人は自然と離れていく。
結果的に、お互いにとって良い関係性が生まれる
という話でした。
その話を聞いたとき、これは会社にも
同じことが言えるなと思ったんです。
うちは工務店という仕事をしています。よく言うと
「建物のことなら何でもできます」という会社です。
もちろん、建物のことなら多くのことは対応できます。
ただ、大きなビルを建てるような仕事は
うちの範囲ではありません。
住宅や小さなお店づくりであれば、
基本的には何でもできます。
でもその中にも、実は得意不得意があります。
例えば、
木を使ってなにかつくる仕事。
事前準備をしっかりして、短工期で完成させること。
こういうことは、すごく得意だと思っています。
一方で正直に言うと、あまり
得意ではないこともあります。
例えば太陽光発電の設置だったり、最新の設備機器を
どんどん取り入れるような分野。
もちろんできないわけではないですが、
強い興味があるかと言われるとそうでもありません。
こういうことって自分ではなんとなく分かっています。
でも、周りの人は意外と知らないんですよね。
ホームページやSNSを見て、なんとなく
「こんな会社かな」と想像してくれるかもしれません。
でも、こちらからはっきりと言葉にして
発信しているわけではない。
だからこそ、もっと発信していく必要が
あるんじゃないかなと思いました。
うちはこういう仕事が好きです。
こういう仕事は得意です。
逆に、こういうことはあまりやりません。
それをきちんと伝えることで、
ミスマッチも減っていくはずです。
「誰にでも選ばれる会社」よりも、
「この会社にお願いしたい」と強く選んでもらえる会社。
そのためにもまず、自分たちの得意分野は何なのか。
そこをもう一度しっかりと深掘りしてみたいと
思っています。
商売の土台はやっぱり「商品力」
今日は「商品力」について
少し考えてみたいと思います。
商品力とは何か。
飲食店であれば、料理やランチ、コーヒーの味。
僕たち工務店であれば、完成した空間の仕上がりです。
車屋さんなら、もちろん車そのものが商品になります。
つまり、その商売の中心にあるもの。
それが商品力です。
例えば、接客がものすごく良かったとしても、
料理がすごくまずかったらどうでしょう。
どれだけ愛想が良くても、「もう一回行こう」とは
なかなか思わないですよね。
逆に接客が多少ぶっきらぼうでも、料理が
めちゃくちゃ美味しかったらどうでしょう。
「また食べたいな」と思って、もう一度行くことも
あると思います。
ラーメン屋さんなんか、まさに
そういうお店もあります。
店内は決してきれいとは言えない。
接客も特別いいわけではない。
でも、味がとにかく美味しい。
だからまた行ってしまう。
これも商品力が強いということなんだと思います。
自家用車を買う際も
営業の方との相性が決して良かったわけではないけれど、
その車が欲しかったからそこで買ったことがあります。
それだけ商品力が強かったということです。
日本人は、この商品力を高めることが
とても得意な民族だと思います。
いわゆる職人気質というものですね。
「もっといいものを作ろう」
「もっと質を高めよう」
そういう意識はすごく強いと思います。
ただ、ある程度まで行くと、どこかで
伸び悩む瞬間があるようにも感じます。
もう一段上に行けそうなのに、なかなか突破できない。
僕自身も、そんな感覚を持ったことがあります。
じゃあ、どうやって商品力をさらに高めていくのか。
いろんな方法があると思いますが、
一つとても効果的だと思うのが
「第三者の目線」を入れることです。
自分たちだけで見ていると、どうしても
当たり前になってしまう部分があります。
良いところも、改善点も、意外と
見えなくなってしまうんです。
でも第三者が見ると、客観的な視点で
フィードバックをくれます。
「ここ、すごくいいですね」
「ここは、こうしたらもっと
良くなるんじゃないですか」
そういう言葉は、とても貴重です。
どうやって商品力を高めていくのか。そして
どうやって多くの人に支持される商品にしていくのか。
第三者の視点を取り入れながら磨いていくことが
すごく大事なんじゃないかなと思います。
そうやって商品力を高めていって最終的には
「ここにしかない」と言われるような
唯一無二の商品をつくる。
それが商売の本質なのかもしれません。
ただ商品力が高いだけでは売れない。
ほんと商売は難しいです。
繁盛しているのに閉店する店から学んだこと
今日は、あるカフェのオーナーさんと
お話しする機会がありました。
そのお店はランチがとても人気で、
土曜日になると120食ほど出ることもあるそうです。
お店の広さは15坪ほど。
その規模でその数が出るというのは
かなりの回転率だと思います。
誰が見ても「繁盛店」と言えるお店です。
ところが、そのお店は近々
閉店される予定だという話を聞きました。
「こんなに流行っているのに、どうして?」
そんな疑問が湧いてきますよね。
いろいろお話を聞く中で、印象に残ったポイントが
2つありました。
まず1つ目は、リピートが意図的に
設計されていたということです。
このお店のランチは、日替わりで2種類。
そして驚いたのは、10数年営業してきて
「同じメニューを出したことがない」
ということでした。
さらにグランドメニューも、
ただ料理名を書くだけではなく、
思わず食べたくなるような言葉や
見せ方が工夫されているそうです。
詳しい内容まではここでは書けませんが、とにかく
「また来たい」と思わせる仕掛けを細かく作っている。
つまり、リピートは偶然ではなく
設計されていたということです。
だからこそあれだけ繁盛していたんだろうな
と思いました。
そしてもう1つのポイントが
「燃え尽き」という言葉でした。
「それだけ繁盛しているのになぜ辞めるんですか?」
と聞いたとき、オーナーさんが言われたのが、
「ちょっと燃え尽きたんです」
という言葉でした。
売上の天井もある程度見えてきた。
年齢的にも、まだ20年ほど働くことはできる。
このまま同じことを続けていくのか。
それとも、新しいことをやるのか。
そう考えたときに、一区切りをつけようと
思ったそうです。
この話を聞いて、すごく共感する部分もありました。
一方で思ったのは「なぜこの店を続けるのか」
というコアの部分が、もう少し明確だったら
どうだったんだろう、ということです。
売上を伸ばす。
繁盛店をつくる。
そこまではすごく設計されていたと思います。
でも、
なぜこの店をやるのか。
何のために売上を上げたいのか。
この店でどんな未来を作りたいのか。
そういった根っこの部分がもっと明確だったら
また違った形になっていたのかもしれません。
もちろん、オーナーさんはこれまで必死に
お店を続けてこられました。
その努力は本当にすごいと思います。
今回のお話から感じたことは2つです。
1つは、リピートは偶然ではなく
「設計して作るもの」だということ。
そしてもう1つは、「なぜそれをやるのか」という
コアの部分を持つことの大切さです。
この2つは、どんな商売にも共通する、
とても大事なポイントだなと改めて感じました。
そのカードで「何をしてほしいのか」
今日は一日、仕事をしている中で、
なんとなく腕が痛いなあと感じていました。
気づけばずっと違和感があって、
「これもしかして四十肩?かな」と思ったりしています。
年齢を感じる瞬間ですね。44歳になって
体も少しずつ変わってきているんだなと実感します。
そんな中、今日は社内のメンバーと
あるカードの話になりました。半年ほど前に
名刺サイズのカードを作ったんです。
そのカードには、
公式LINEの登録用QRコード
YouTubeのQRコード
ブログやnoteに飛ぶQRコード
この3つを載せていました。
お客さんとお会いしたときなどに
「よかったら登録してください」と渡すカードです。
それが最近なくなってきたので
もう一度印刷しようかという話になりました。
ただ、同じものをそのまま作るのではなく
一度見直してみようということでスタッフに相談しました。
すると、こんな提案がありました。
「この3つのQRコードのうち、1つはInstagramに
変えた方がいいんじゃないですか?」
理由を聞くと
「そっちの方が登録してくれる人が増えるかもしれない」
という話でした。
それを聞いてふと思ったんです。
そもそも、このカードって何のために作ったんやったっけ?
このカードを渡した人に何をしてほしいのか。
どんな行動を取ってほしいのか。
そこが、実は少し曖昧だったことに気づきました。
もともとは、初めて会った人に
「うちのことを知ってもらう」ために作ったカードでした。
なので、「よかったら登録してください」
という形で使っていました。
ただ、実際には勉強会に参加してくれた方にも
このカードを渡しています。
そうすると、状況が変わってきます。
初めて会った人なのか。
すでに勉強会に来てくれている人なのか。
それによって、伝えるべきことは
変わるはずなんですよね。
例えば、初対面の人に渡すなら、
公式LINEの登録を一番してほしい。
だったら、QRコードを3つも載せる必要はなくて、
「まずはLINE登録してください」と
一つに絞った方が分かりやすいかもしれません。
一方で、勉強会に来てくれている人なら、
すでにうちのことを知っています。
その人にはYouTubeやInstagramの方が
価値があるかもしれません。
つまり大事なのは、
「このカードを渡した人に、
どんな行動をしてほしいのか」
そこを明確にすることなんだと思います。
なんとなくQRコードを並べておく。
なんとなくSNSを載せておく。
そうではなくて、
このカードは何のためのものなのか。
相手にどうなってほしいのか。
そこをはっきりさせるだけで、
伝わり方は大きく変わる気がします。
お店でも、ショップカードを作っているところは
多いと思います。
でも、そのカードでお客さんに何をしてほしいのか。
そこを一度考えてみると、メッセージの精度は
ぐっと上がるんじゃないかなと思います。
今日はそんなことを考えた一日でした。