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パソコンを閉じて、頭を休ませた6日間
今日は1月4日です。
弊社では、12月30日から1月4日まで、年末年始のお休みをいただいていました。
29日までは現場に出ていたんですけれども、30日からは本当に完全オフにしました。
この休みの間、ひとつだけ決めていたことがあります。
それは「パソコンを触らない」ということです。
普段はどうしても、現場のことで頭がいっぱいになります。
あれもしないと、これもしないと。
気づいたら、脳みそがずっと仕事モードのままなんですよね。
でも年末年始は、現場も一旦止まります。
問い合わせもほとんどなくて、比較的穏やかに過ごすことができました。
すると、不思議なもので、普段はなかなか辿り着けないところまで、
思考を深めることができました。
今回の休みでは、自分の人生で大事にしている価値観だったり、
自分の軸になるようなコアな部分を、じっくり考える時間になりました。
正直、普段は1日休みがあっても、2日休みがあっても、
頭の中は現場のことでいっぱいです。
でも、これだけまとまって休みが続くと、
脳みそが少しずつ落ち着いてきて、
ようやく「考えるモード」に入れる感覚がありました。
こういう時間って、緊急性はまったくないんです。
でも、ものすごく重要な時間やなと思います。
目的を考えること。
自分が大切にしている価値観を見つめ直すこと。
会社の未来を考えること。
どれも緊急ではないけれど、本当は一番大事なことばかりです。
ただ、これを日常の中でやろうとすると、なかなか難しい。
平日の1時間だけ自分と向き合おうと思っても、
脳みそを急にその方向へ切り替えるのは、正直しんどいんですよね。
だからこそ、3日間、4日間、あるいはそれ以上、
意図的に業務から離れる時間を取ることは、
めちゃくちゃ大事やなと感じました。
こういう時間って、強制的に取らないと、まず取らないんですよね。
なぜなら、緊急性がないから。気づいたら後回しになって、結局やらない。
今回は、本当にいい時間になりました。
会社の未来を考える時間にもなったし、
自分自身を見つめ直す時間にもなりました。
もし、日々の仕事や作業に追われ続けていると感じている方がいたら、
ぜひ一度、意識的に業務を離れて、未来を見据える時間を取ってみてください。
さて、明日からはまた日常に戻ります。
改めて、多くの人に喜んでもらえるよう、しっかり頑張っていこうと思います。
静かな1月3日に、1年分の人生を考えた日
今日は1月3日。
びっくりするくらい、ゆっくりできる一日でした。
こんなに何も予定が入っていない正月って、なかなかないなと思いながら、
せっかくの時間やし、今年1年の計画を立ててみることにしました。
やりたいことは、正直いっぱいあります。あれもこれもしたい。
でも、ちゃんと計画を立てずに動いていたら、
結局なにも得られへんのちゃうかなと思って、
今日は腰を据えて向き合う時間にしました。
まず最初に考えたのは、
「自分は何をしたいのか」
「何を成し遂げたいのか」
という、いちばんコアな部分です。
これは今までも何度も考えてきたテーマなんですけど、
今回は改めてブラッシュアップすることにしました。
大きく変わったわけではないけれど、少しだけ言葉が整理された感覚があります。
たとえば、自分が大事にしている価値観。
挑戦、責任、愛。
それぞれに自分なりの定義があって、
それを踏まえた上で「どんな人生を送りたいのか」を、まず言葉にします。
その上で、そこから逆算して計画に落とし込んでいく。
こういう人生を歩みたいなら、
いつまでに、何を成し遂げる必要があるのか。
それを目標にして、日々の行動にまで落とし込んでいく。
この流れが、やっぱり大事やなと改めて感じました。
計画を立てるときに、特に意識したのは2つです。
期限を切ること。そして、数字で表すこと。
今年は、自分なりに6つの目標を立てました。
その目標を達成するために、どんな行動が必要なのか。
その行動は本当に効果があるのか。目標が高すぎないか。逆に、低すぎないか。
何度も何度も自分に問いかけながら、紙と向き合っていました。
もうひとつ、計画づくりで大事やなと思っているのが、
「自分でコントロールできること」に焦点を当てる、ということです。
たとえば、「年間で1000人来店してほしい」という目標を立てたとしても、
実際にお客さんが来るかどうかは、こちらではコントロールできません。
でも、「1万人にチラシを配る」「発信を何回する」
という行動なら、自分次第でどうにでもなります。
コントロールできない結果を目標にするのではなく、
コントロールできる行動を目標にする。
これはすごく大事な視点やなと思っています。
実は最近、「計画づくりを一緒にやってほしい」
という声を何人かからいただいています。
せっかくなので、1月のどこかで
計画づくりの勉強会もやってみようかなと考えています。
また案内できたら、ぜひ参加してもらえると嬉しいです。
静かな1月3日。
いいスタートが切れた気がしています。
出来事は一つ。人生が変わるのは「捉え方」次第。
すべては「捉え方」次第で、世の中の見え方も、幸福感も、
人生そのものも変わってくるなと、改めて感じた出来事がありました。
毎年、年越しは家族でキャンプに行っています。
冬のキャンプは人も少なく、空気も澄んでいて、とても気持ちがいいんです。
「寒くないの?」とよく聞かれますが、
床にはマットと電気マット、石油ストーブも使って、
しっかり対策をすれば意外と快適に過ごせます。
今年も例年通り、数泊する予定でキャンプへ出かけました。
場所は京都の北の方、海沿いです。
ちょうど寒波が来ていて、天気予報では
「大雪になるかもしれない」と言われていました。
娘は「朝起きたら雪いっぱい積もってるんちゃう?」と、
雪遊びをとても楽しみにしていました。
ところが、1月2日の未明。
寝ていると、妻が「ちょっとヤバいで」と声をかけてきました。
目を覚ましてテント内を見てみると、本来2メートルほどある天井が、
雪の重みで1メートルほどまで落ちてきていたんです。
このままでは危ない。テントの中で過ごすことはできない。
かといって、車の中で全員寝るのも厳しい。
相談した結果、「一旦、撤収しよう」という判断になりました。
持ち帰れる荷物だけまとめ、テントや一部の道具は
そのまま残して、現地を離れることにしました。
雪の中でタイヤチェーンを巻く作業も大変で、
ようやく出発できたと思ったら、
今度は走行中にチェーンが切れるというトラブル。
路肩に停車し、チェーンを外そうとしてもなかなか外れず、
そこへたまたま通りかかった方が手を貸してくださり、
なんとか無事に走行できる状態になりました。
正直、「踏んだり蹴ったりやな…」と思う出来事が続いたお正月でした。
本来なら、もう1泊して雪遊びもする予定でしたし、
楽しみにしていた時間が一気に崩れたわけです。
テントは雪の重みでフレームが曲がり、生地も傷んで再起不能に。
チェーンは買い替え。車も傷だらけに。
これだけを見ると、「最悪な正月」
と思ってもおかしくない出来事です。
でも、これはこれで、間違いなく一生忘れない正月になったな、と。
1月2日の未明、雪でテントが潰れそうになって撤収したこと。
チェーンがきれたこと。人に助けてもらったこと。
全部含めて、「めちゃくちゃ濃い思い出」になりました。
今は家で、ストーブのある暖かい部屋で、
本を読んだり、ゆっくり時間を過ごしています。
これはこれで、悪くなかったなと思えています。
事実はひとつでも、捉え方は無数にある。
同じ出来事でも、不幸にもできるし、いい思い出にもできる。
どうせなら、できるだけ前向きに、
いい意味を見つけて生きていきたい。
今回のキャンプは、そんなことを改めて教えてくれた出来事でした。
図面の向こう側に、設計者の人生が見えるとき
今日、ある建築士さんと話していて、すごく面白い話を聞きました。
街の中にある建物や住宅。
それが30年、40年、50年、60年と時を重ねていると、
なぜか伝わってくるものがあります。
設計した人の意図だったり、つくった人の想いだったり。
僕はどちらかというと施工側の人間なので、
「ここ、ほんまに丁寧につくってあるな」
「手を抜かずにやったんやろうな」
そんな施工者の姿勢を感じることが多いです。
もちろん、残念ながら逆の場合もあります。
でもそれも含めて、建物には確実に人が残っているなと思います。
今日お話ししていた建築士さんが言われていたのは、
改修に入る前に、まず「元の設計意図を読み解く」ことが
とても大事だということでした。
なぜ、ここを斜めにしたのか。
なぜ、ここにわざわざ窓を設けたのか。
なぜ、この余白を残したのか。
図面と現地を見ながら、その理由をひとつひとつ探っていくそうです。
そうしていくと、「これかもしれない」
と腑に落ちる瞬間があるらしくて、
その瞬間は鳥肌が立つほどやと言われていました。
設計者本人は、もう亡くなられていることも多い。
本当の答えを聞くことはできない。
それでも、図面や空間から想いを想像する。
めちゃくちゃロマンがある話やなと思いました。
そして、その意図を大切にした上で、
今の時代に合わせて、もう一度プランを練り直す。
それって、建物を壊すんじゃなくて、
時間をつなぎ直しているような行為やなと感じました。
同時に、ふと思ったんです。
自分たちが今つくっているものも、
この先、何十年と残っていく可能性がある。
そのとき、
「この設計、ちゃんと考えられてるな」
「この空間、想いがあるな」
そう感じてもらえるだろうか。
味のない、理由のない、
ただ成立しているだけの空間になっていないか。
そう考えると、改めて、ひとつひとつの設計や施工に
向き合わなあかんなと思いました。
建築って、やっぱりすごい仕事やなと。
人の人生や時間まで、そっと内包できる。
今日の何気ない会話で、そんなことを改めて感じた一日でした。