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背伸びした仕事が、未来の提案力をつくる

今日は、あるカフェで半日かけて
現地調査をしていました。

何の調査かというと、スタッフさんの
動きの観察です。

この春頃その店舗の改装をさせていただく予定で
その事前準備としての調査でした。

うちは普段「小さなお店づくり」をメインに
しています。
1人、もしくはご夫婦や2〜3人で回される
規模のお店が中心です。

でも今回のカフェは、1日に10人〜15人くらいの
スタッフさんが一斉に働いている、かなり
大きな規模のお店。
正直、うちからしたらちょっと背伸びな案件です。

それでもお受けしている理由はシンプルで
まずは、お声がけいただいた以上、
全力で応えたいという気持ち。
そしてもうひとつはめちゃくちゃ勉強になるからです。
1人や2人で回すお店なら、動線はある程度想像できます。
ヒアリングすれば、「この人がここでこう動くんやな」
というのが見えてきます。
でも人数が増えると、一気に難易度が上がる。
仕事が分担されそれぞれの動きが絡み合って
その流れが少しでも詰まると、全体が回らなくなる。
この複数人の流れをどうスムーズにつなぐか。
ここがめちゃくちゃ難しいし、同時に面白い。
こういう経験を自分たちの中にストックできたら
将来お店を考えている人たちに、
もっと精度の高い提案ができるはずなんです。

結局、良い提案って
いろんな現場で見てきた知識と経験の
寄せ集めから生まれるものやと思っています。

だからこそ背伸びしてでも食らいついていく。
その分、考える時間も増えるし頭も使うし、
正直しんどいこともあります。
でもこの「ドキドキ」や「緊張感」がある状態って
成長している証拠やなと思うんです。
筋肉痛みたいなもんですね。
痛いけど、ちゃんと負荷がかかってる証拠。

ここで思い出す話があります。

ノミの実験の話です。
ノミは本来、自分の体の何十倍もの高さを
跳ぶことができます。
でも、透明なフタ付きの容器に入れると、
何度もフタにぶつかるうちに、
フタの高さまでしか跳ばなくなる。
その後、フタを外しても、もうそれ以上の高さには
跳ばなくなるそうです。
本当は跳べるのに、自分で限界を決めてしまう。
これと同じで
安全な範囲の中だけで仕事をしていると、
知らないうちに「ここまでしかできない」と
思い込んでしまう。

だからこそ、あえて少し背伸びする。
ちょっと難しいことに挑戦する。
その積み重ねが、伸びしろを広げてくれるんやと
思っています。
これからも、安全圏にとどまるだけじゃなく、
時にはドキドキする仕事にも挑戦しながら、
もっと良い提案ができるように
成長していきたいと思います。

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正解を探すより、選んだ道を正解にする

それにしても今日は寒いですね。

最近のニュースで、日本一のマーケターとも言われる
森岡毅さんが関わった東京のテーマパークが、
わずか約2年で閉園したという話が流れてきました。

この方といえばユニバーサル・スタジオ・ジャパンを
V字回復させた立役者として有名な方。
マーケティング、特に集客の分野では
トップクラスと言われる存在です。

そんな人が関わった施設でも、
うまくいかずに閉園することがある。

この事実を見て、あらためて思いました。
やっぱりこの世の中に「絶対の正解」
なんてないんやなと。

コンビニでも同じですよね。
大手企業が、綿密な市場調査をして、交通量や
周辺環境を分析して出店しているはずなのに、
気づけば閉店している店舗がある。

あれだけデータを集めて、プロが判断しても、
思うようにいかないことがある。

つまり成功の公式みたいなものは、
どこにも転がっていないということ。

もし「これをやれば必ず成功する」
という正解があるなら、みんな
成功しているはずですもんね。

ちょうど今日、いつものように
不動産情報をチェックしていたら、
ちょっと面白そうな物件を見つけました。
明日、見に行こうかなと思っています。

でもそのときも、心のどこかで
「正解」を探している自分がいるんですよね。

この物件で合っているのか
ここでやってうまくいくのか
本当に人が集まるのか

でも冷静に考えたら、そんな正解どこにも
書いていないし、誰にも分からない。

物件そのものが「当たり」か「ハズレ」かなんて
最初から決まっているわけじゃなくて、
そこをどう活かすか、どう育てるか、
どう人が集まる場所にしていくか。

そこが、こっち側の腕の
見せどころなんやと思うんです。

テナントが入ってくれるかどうかも分からない
繁盛店になるかどうかも分からない

でも、だからといって止まっていたら、
何も始まらない。

正解を見つけてから動くんじゃなくて
動いてから、選んだ道を正解にしていく

たぶんこれが、この世の中の
原理原則なんやろうなと思います。

悩んで、考えて、準備することももちろん大事。
でも最後は、とにかくやること。行動すること。

正解はどこかに落ちているものじゃなくて、
自分たちの手で作っていくもの。

そんなことを、ニュースと物件情報を見ながら
あらためて感じた一日でした。

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アイデアが湧き続ける人の原点をのぞいてみた

先日、いつもお世話になっている「カフェマナビ」の
オーナー桑名さんに、あるお願いをしました。

「自分を見つめ直すテストの時間をください」と。

なぜそんなことをお願いしたのかというと、
桑名さんは現在三店舗を経営されていて、
どのお店も本当に素敵なんです。順調に見えるし、
周りから見たら「うまくいっている人」そのもの。

でもご本人は、とても自然体で、気負いもなくて、
それでいて次から次へと新しいアイデアが出てくる。

話していると
「え、そんなこと思いつく?」
というような発想がポンポン出てきて、
しかもそれがちゃんと形になっているんです。

正直、不思議でした。

なんでそんなにアイデアが出てくるんやろう
なんで人をワクワクさせるようなことを
次々思いつくんやろう

その「源」を知りたくなったんです。

表に見えているやり方ではなくて
もっと奥にある「その人らしさ」の部分を、
少しでものぞいてみたいと思いました。

いろいろ話を聞いていく中で感じたのは、
やっぱり原点は学生時代や子どもの頃の
体験にあるということ。

どんなことに夢中になっていたか
どんなことが楽しかったか
どんな場面でワクワクしていたか

今のお店づくりやアイデアの出し方は、
突然生まれたものではなくて、
昔から続いているその人の「好き」や「感覚」の
延長線上にあるんだなと感じました。

大人になると、つい
「売れるかどうか」
「効率がいいかどうか」
そんな物差しで考えてしまいがちです。

でも、本当に人の心を動かすアイデアって、
もっと根っこのところ…その人の歴史や感覚から
出てきているんだと思います。

今回の時間は、桑名さんを深掘りさせてもらいながら、
同時に自分自身を見つめる時間にもなりました。

自分は何が好きだったんやろう
どんなことにワクワクしてきたんやろう
今やっていることは、その延長線上にあるんやろうか

アイデアを出そうと無理にひねり出すよりも、
自分の原点に立ち返ることの方が、
実は近道なのかもしれません。

桑名さん、貴重な時間を本当に
ありがとうございました。

また少し、自分自身と
向き合ってみようと思います。

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「誰でもどうぞ」はやめる。勇気を出してこの人だけに届ける

マーケティングの話で、よく言われることがあります。

「ターゲットを絞りなさい」
「たった1人を思い浮かべて発信しなさい」

こんな人にも、あんな人にも、ではなく
「この人に、この商品を届けたい」
そのたった1人を決めなさい、という話です。

頭では分かっていて、
普段の発信や商品づくりでも意識しているつもりでした。
ターゲットを絞ることで、サービスの精度も上がるし、
発信も伝わりやすくなる。そう思ってやってきました。

今日、DXの面談があって、その中で
「問い合わせ」について話題になったんですね。

SNSやホームページなど、いろんな発信をしているけれど、
最終的に目指しているのは問い合わせです。

そのとき、面談の担当の方にこう聞かれました。

「どんな問い合わせが欲しいんですか?」
「どんな人から問い合わせしてきてほしいんですか?」

……一瞬、言葉に詰まりました。

よく考えたらめちゃくちゃ欲張っていたんです。

今の問い合わせフォームのスタンスは、
「とりあえず何でも相談してください」
「困りごとがあれば何でもどうぞ」
という感じ。

つまり、窓口を広くしておきたい。
取りこぼしたくない。
そんな思いがそのまま表れていました。

でも、そこで言われたのは真逆のこと。

「そうじゃなくて、この問い合わせをしてきてほしい
というところまで絞るべきです」

分かる。めちゃくちゃ分かる。

でも同時に、正直めっちゃ怖いとも思いました。

絞ったら、減るんちゃうか。
広くしておいた方が安心なんちゃうか。

そんな気持ちも出てきます。

でもよく考えたら、これってまさに
ターゲットの話と同じなんですよね。

発信では「この人に届けたい」と言いながら、
問い合わせの入口では「誰でもどうぞ」になっている。

これじゃ、メッセージがぼやけるのも
当たり前やなと気づかされました。

実は
「こんな人に、こんな相談をしてきてほしい」
という理想像はちゃんとあるんです。

だからこれからは、勇気を出して
そこに絞った発信をしていこうと思います。

マーケティングって本当に奥が深い。

自社のことを知ってもらうこと。
サービスを必要な人に届けること。

簡単そうで、めちゃくちゃ難しい。
でも、その分、気づきも多いし、
やればやるほど面白さも感じています。

もっともっと、自分たちのサービスが
本当に必要な人に届くように。

これからも試行錯誤しながら
精度を上げていきたいと思います。

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