News
Category
みんな一緒なんやな、と思えた話
新聞を毎日きっちり読めているわけではないんですけれども、
たまに目に留まる連載があります。
一か月間、一人の人物を取り上げて、
その人の人生やヒストリーを紹介する記事です。
興味のある人のときだけ、ふと読んでみたりしています。
先日、目に留まったのが「財津和夫さん」。
チューリップというバンドをされていた方ですね。
名前は知っている。
チューリップも知っている。
ただ正直に言うと、
テレビで見かけても街で見かけても
「この人が財津和夫さんや」と
すぐ分かる自信はありません。
有名な曲もきっとあるはずなんやけど、
今パッと出てくるほど詳しいわけでもない。
そんな距離感の存在でした。
でも、記事を読んでいて
少し意外なことが書かれていました。
バンドメンバーが脱退したこと。
メンバー同士の関係がうまくいかず、
コンサートをするのもやっとやった時期があったこと。
一見、チューリップという名前だけ聞くと
華やかで、順風満帆で、
何の苦労もなさそうに見えます。
でも、実際は
人と人が集まっている以上、
当然のように軋轢があった。
揉め事もあった。
「そらそうやんな」
と思う反面、
どこかホッとした自分もいました。
何が言いたいかというと、
「みんな一緒なんやな」ということです。
有名な人でも。
成功しているように見える人でも。
やっぱり人間関係で悩むし、
思い通りにいかないこともある。
人と人とが集まって
何かを成し遂げようとしたら、
うまくいかないことの方が
むしろ自然なんやと思います。
それって、
経営でも
チームでも
家族でも
全部一緒ですよね。
自分だけが
「なんでこんな目に遭うんやろ」
「なんで自分だけうまくいかへんのやろ」
って思ってしまうこと、ありませんか。
でも、決して自分だけじゃない。
みんな、同じようなところで悩んでいて、
同じようなところでつまずいている。
僕自身も、誰かにふと弱音を吐いたときに
「それ、みんなそうやで」「俺も一緒やで」
って返ってくると、すごく安心することがあります。
「あ、自分だけちゃうんや」
「これって普通なんや」って。
みんな悩んでいるけど、
言わないだけ。
見せないだけ。
隠しているだけ。
それがわかると、
自分だけ被害者みたいに思っていた気持ちが
少し軽くなる。
そして
「じゃあ、まだできることあるんちゃう?」
「まだ頑張れるんちゃう?」って思えてくる。
今回の財津和夫さんの記事を読んで、
改めてそう感じました。
みんな一緒。
自分だけ特別にしんどいわけじゃない。
そう思えるだけで、
また一歩、前に進める気がします。
認知活動には「一過性」と「積み上がるもの」がある
最近、情報発信とか認知活動という言葉をよく聞きます。
どの業界でも共通しているのは
「どうやったら自分たちのことを知ってもらえるか」
ここにみんな本気で取り組んでいるということです。
もちろん、うちも同じです。
うちのことを知ってもらう。このお店のことを知ってもらう。
これは避けて通れないテーマやなと思っています。
そんな中で、最近ふと感じたことがあります。
認知活動には、大きく分けて二つの考え方があるなと。
一つは
「一過性のもの」
もう一つは
「積み上がっていくもの」
この二つです。
例えば、チラシ。
チラシは一瞬で広がる力があります。
でも、その効果は時間とともに消えていく。
一過性のものやなと思います。
Instagramのストーリーズも、24時間で消えてしまう。
これも広がりはあるけれど、残らない。
一過性の側面が強いですよね。
一方で、積み上がっていくものもあります。
例えば、ブログ。
書けば書くほど、記事は残っていきます。
Googleレビューもそうです。
一件一件が、ちゃんと資産として積み上がっていく。
YouTubeも同じです。
動画は消えない。
過去に撮ったものが、あとから営業してくれる。
僕はこの「積み上がっていくもの」こそが
本当の意味での資産やなと思っています。
資産って、
自分が動いていないときでも
勝手に働いてくれる存在なんですよね。
実際、僕の周りの経営者さんでも
「ブログを三年間、毎日書き続けた」
その結果、検索で上位に表示されるようになって
自然と問い合わせが来るようになった、
そんな話を何度も聞きました。
これって、めちゃくちゃ強いなと思います。
少し前に、うちで施工させていただいた
奈良の観光地ど真ん中にある焼肉屋さんの話です。
オープンしてすぐの頃、正直、暇な日もあったそうです。
観光地なので外国人のお客さんが多い。
旅行中の方がほとんどで、リピートにはつながりにくい立地です。
そんな中で、そのお店がやっていたことが
本当に素敵やなと思いました。
一人ひとりのお客さんに、しっかり向き合う。
言葉が通じなくても、「ここに来てよかった」
と思ってもらえるように全力でおもてなしをする。
そして、喜んでもらえた方に
Googleレビューのお願いをしていったそうです。
結果、オープンから半年ほどで
レビューは約240件。評価はずっと満点。
正直、すごいなと思いました。
暇な時期やからこそできたこと。
目の前のお客さんに全力で向き合い、
未来につながる資産を、コツコツ積み上げていった。
今すぐ売上に直結しているかと言われたら
もしかしたら、まだかもしれません。
でも、これを続けていったら確実に「化ける」と思います。
Googleレビューを1000件まで積み上げる。
ブログを何百本、何千本と書き続ける。
YouTubeの動画を積み上げる。
これは、他社が急に真似できるものではありません。
だからこそ、強い。
派手さはないけれど、こういう地道な積み上げこそが
あとから大きな成果になって返ってくる。
そう確信しています。
だから、僕も引き続き
ブログは書き続ける。
YouTubeも撮り続ける。
一気に結果は出なくてもいい。
でも、確実に積み上がるものに
時間と労力を使っていきたいなと思っています。
効率化と効果は同じじゃないという話
最近、どの業界でも「効率化」「DX化」という言葉をよく耳にします。
建築業界も例外ではなくて、現場のやり方もどんどん変わってきています。
特に現場監督さんの働き方は、ずっとハードでした。
日中は現場に出て職人さんに指示を出し、夕方からは
事務所に戻って見積や写真整理、事務処理。
それが当たり前のように続いてきたわけです。
でも、それでは人も続かないし、なり手も減ってくる。
そんな背景もあって、DX化や効率化の流れが加速してきました。
実際、
「一つの現場に行く回数は五回まで」
「極力、現場監督は現地に行かない」
そんな取り組みをしている会社も増えています。
そのためにタブレットを導入したり、図面を見やすくしたり、
情報の精度を高めたり。うちも同じように、三年、四年、五年と、
ずっとその方向を目指して取り組んできました。
現場が始まっても、できるだけ現場には行かない。
行かなくても回る体制をつくる。
そのために図面や情報の精度をとにかく上げる。
やってみて、はっきり気づいたことがあります。
効率化と効果は、別物やということです。
現場に行く回数を減らすのは、確かに効率的です。
移動時間も減るし、ガソリン代もいらない。
数字だけ見たら、間違いなく合理的です。
でも、それが本当に「効果的」なのか。
そこを考え始めたんです。
現場に行かないということは、
職人さんとの接点が減る。
お客さんとの接点も減る。
職人さんからは、正直な声もありました。
「もっと現場に来てほしい」
「顔を合わせて話したい」
お客さんからは、表立った不満はありませんでした。
でも、きっと心の中では
「ちょっと距離を感じるな」
そんな感覚があったんじゃないかなと思うんです。
ここ最近、僕自身の動き方も変わってきました。
意図的に、事務所にいる時間を減らして、
外に出る時間を増やしています。
それができるようになったのは、
社内のメンバーが事務仕事を担ってくれるようになったから。
任せられるようになってきたからです。
だからこそ、僕は現場に出る。
人と会う。
顔を合わせて話す。
やっぱり、現場に出ると気づくことが多い。
空気感、温度感、ちょっとした違和感。
それは画面越しでは、どうしても拾いきれません。
結局、大事なのは
人対人
フェイストゥフェイスなんやなと、最近すごく感じています。
効率化は否定しません。むしろ必要です。
でも、効率だけを追いすぎると、大事な「効果」を失うこともある。
そんなことを考えながら、最近やたら車を運転してるなと思って、
ふと走行距離を見たら、オイル交換の時期を大幅にオーバーしていました。
思わず冷や汗をかいた朝でした。
効率と効果。
どちらを選ぶかじゃなくて、どうバランスを取るか。
今まさに、そこを考え直しているところです。
高すぎる目標に意味はあるのかという話
最近よく思うのは、目標って大事やなということです。
特に高すぎる目標って、実はすごく大事やなと感じています。
弊社は未来にこんなことを叶えたいと考えています。
子供たちが大人になるのを楽しみにできる社会
子供たちが未来に希望を持てる世界
そのために必要なのは何か。
いろんなことを考えた結果、僕が行き着いたのは一つです。
大人が生き生きしていること
大人が楽しそうに働いていること
これこそが子供たちに希望を与える
一番の教育なんじゃないかと思っています。
だから僕は小さなお店を持つ人、
自分で挑戦する大人を増やしたい。
その人たちを応援したい。勉強会を開いたり、
YouTubeで発信したり、ブログを書いたり、対話をしたり。
今そのことに時間とエネルギーを注いでいます。
そして今、弊社が掲げている大きな目標があります。
全国に一万店舗の繁盛店をつくること
一万人の挑戦者を生み出すこと
正直に言うと、今はまだ六十店舗ほどです。
六十から一万。数字だけで見ると、笑ってしまうくらい遠い。
けど、ここが面白いところなんです。
できるできないで考えていたら、絶対にこんな数字は出てこない
今の延長線上で考えると、わくわくしない
今の自分ができると思う範囲で目標を立てても、人生は変わらない
だから僕は「高すぎる目標」を掲げています。
一万店舗ってどうやったらできるんやろ
何をしたらそこにたどり着けるんやろ
まだ具体的な道筋は見えていません。
霧の中です。真っ暗です。
でも、ここからが面白いんです。
一旦目標を掲げると、人間の脳は勝手にアンテナを立て始める
どうやったらできるかという情報を拾い始める
例えばこんな感じです。
全国展開しているフランチャイズってどうやって成長したんやろ
二店舗三店舗と出していく店って、どんな仕組みを作っているんやろ
地方から全国に伸びていったブランドって、何が違うんやろ
こんな情報は今までスルーしていました。
でも一万店舗という言葉を掲げた瞬間、
全部が気になるようになりました。
アンテナが立つと、情報は集まってきます。
これは脳の仕組みです。僕が実際に感じています。
だから思うんです。
まずは高すぎる目標を掲げること
できるできないは一旦置いておくこと
本当に叶えたい姿から逆算すること
大事なのは完璧な計画ではなく、アンテナを立てることです。
さて、ここで一つ質問です。
今、あなたはどんなアンテナを立てていますか。
どんな未来を実現したいと思っていますか。
できるできないは関係ありません。
わくわくする未来を一度書き出してみてください。
きっとそこから、いろんなものが動き出すはずです。