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必要とされるだけでは事業にはならない

最近、自分の中でちょっと
気をつけなあかんなと思う感覚があります。

これ、起業したての頃の感覚にすごく似ている。

いま僕は、新しい取り組みを始めています。
お店をつくりたい人を、
もっと全力でサポートできる体制を整えようと。

勉強会をしたり
事業計画を立てる講座をしたり
深層心理を探るセッションをしたり。

まだ走りながら整えている段階です。

ありがたいことに
じわじわと来てくださる方が増えてきている。

「すっきりしました」
「背中を押されました」
そんな声もいただく。

正直、めちゃくちゃうれしい。

でも、ここに落とし穴があるなと感じています。

いまは、ほとんどがボランティアに近い状態。
収益には結びついていない。

それでも
「必要とされている」という実感だけで
心が満たされてしまう。

これ、危険です。

人から必要とされるのは
本当にありがたいこと。
やりがいにもなる。
でも、収益が伴っていないなら
それは事業とは呼べない。

自己満足で終わってしまう可能性がある。

僕が大工として独立した頃も、同じでした。
社会にポンと一人放り出された感覚。
「誰が自分を必要としてくれるんやろう」と不安になる。

そんなとき
「ちょっと取り付け手伝ってくれへん?」
と声がかかるだけで、最高にうれしい。
材料代だけでいいですよ、なんて言って
安く引き受けてしまう。

なぜなら
必要とされた、それだけで満たされるから。
でも、それでは続かない。

大事なのは
「お金を払ってでも必要とされる存在」になること。

無料だから来る。
安いから頼む。

それではなく
「この人に頼みたい」
「この会社にお願いしたい」
と対価を払ってでも選ばれる状態。

そこを目指さないと
事業にはならない。

ロマンだけでは続かない。
そろばんだけでも続かない。

ロマンとそろばんが重なったとき
はじめて健全な形になる。

僕たちは時間を使っている。
命を使っている。

だからこそ
ちゃんと対価をいただけるサービスに
磨いていく責任がある。

これから起業する方にも
同じことを伝えたい。

最初は、必要とされるだけでうれしい。
それで満たされる。

でも、自分を安売りしないこと。

きちんと価値を高めて
きちんと対価をいただく。

それはいやらしいことではなく
「続ける覚悟」だと思う。

自分にも言い聞かせながら
一歩ずつ整えていきたいと思います。

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住宅地で商売をするということ

ほんと、難しいなと思う出来事がありました。

家から100メートルほどのところに
人気のパン屋さんがあります。

テレビにも取り上げられたことがあるお店で、
地域の中でも有名な存在。
娘が小さい頃は、おつかいを頼んだりもした
僕たちにとって大切なお店です。

でも、自治会長をさせてもらう中で
そのパン屋さんに来られるお客さんの車について
ご意見をいただくことがありました。

駐車場は2台分。
人気店ゆえに足りず、数分の路上駐車が発生する。

道は広く、通れなくなるわけではない。
それでも「ちょっと気になる」という声が出る。
実際、警察から注意を受けたこともあるそうです。

地域に必要とされているお店。
味も確かで、人気もある。

それでも、住宅地で商売をするというのは
こういう現実がある。

商売は味だけでは成り立たない。
サービスだけでもない。
ご近所との関係性も含めてはじめて成り立つ。

特に住宅地では
「地域の理解」が大きな要素になります。

構想段階からの声かけ。
駐車場対策。
迷惑をかけないための工夫。

それでも全員が賛成することはない。
大事なのは、反対をゼロにすることではなく
その数を増やさないこと。

そして日頃からのご近所付き合い。
挨拶やちょっとした会話。
顔の見える関係。

「いつも挨拶してくれるあの人のお店」と
「よく知らない人のお店」では
受け止め方はまったく違います。

商売は総合力。
味や技術だけでなく
地域との関係性も含めての仕事。

お店づくりは、箱をつくることではない。
その地域の中にどう根を張るかを考えること。

改めて、そう感じた一日でした。

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忙しいときほど、本性が出る

今日は、なかなかスケジュールが
パンパンな一日でした。

あれもやらないといけない。
これも進めないといけない。

頭の中がずっとフル回転。

そんな中、一本の電話が入りました。

「先週の土曜日にトイレが詰まって
水浸しになってしまって…
いまは落ち着いているけど一度見てほしい」

そのトイレは、以前うちで洗浄対応を
させてもらった場所。

申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

ただ、僕が行ってその場で直せる内容ではない。
専門の業者さんに見てもらう必要がある。
緊急性はそこまでない。

しかも現場は、事務所から車で約1時間半。

やるべきことは山ほどある。

「業者さん手配して終わりでいいんちゃうか」

そんな自分もいました。

でも、ふと考えたんです。

もし自分がお客さんの立場だったら。

電話一本で
「業者さん手配しておきますね」と言われるのと

「ごめんなさい、一度見に行きます」と
わざわざ足を運んでくれるのと。

どっちの人と、長く付き合いたいだろう。

答えは、はっきりしていました。

わかっている。でも、忙しい。

結局、今回は行くと決めました。

行ってよかったです。
まだ溢れた水が廊下の土間に残っていたので
ふき取り、そして
つまった原因がわかったので
僕で対応し、つまりを解消できました。

今回改めて感じたのは二つ。

一つは、
トラブルを起こさない仕組みを整えること。
もう一つは、
起きたときにすぐ動ける体制をつくること。

個人の気合いや善意だけでは、
いずれ限界がくる。

だから仕組みにする。

でも、その土台にあるのは
やっぱり「お客さんの立場で考える」
という姿勢。

忙しいときほど、本性が出る。

そのときにどんな選択をするか。

小さな出来事かもしれないけれど
こういう積み重ねが信頼になる。

今日はそんなことを、
改めて感じた一日でした。

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コンセプトは過去からやってくる

年末に、なんだかモヤモヤしている人へ向けて
無料セッションの案内を出しました。

ありがたいことに6名の方が来てくださり
さらに1名ご予約。そして1名は
「もう一度」と2回目のご依頼まで。

本当にうれしいです。

今日来てくださったのは第9回の
勉強会にも参加してくださった方。

ベーグル屋さんをやると決めている。
でも「コンセプトが大事」と言われ
そこがまだ曖昧だと。

よく言われます。
起業して半年で約半分が閉店する、と。
その理由の一つがコンセプトの曖昧さ。

コンセプトとは何か。

何のためにやるのか。
誰に何を届けたいのか。

今日はその根っこを一緒に探しました。

未来の話。
理想の姿。
原体験の話。

僕が確信しているのは、
やりたいことの理由は、
必ず過去にあるということ。

なぜパン屋なのか。
なぜベーグルなのか。
なぜ今なのか。

その「なぜ」は、原体験に結びついています。

2時間で完璧な答えは出ません。
でも確実に一歩は進みました。

過去と今の想いがつながった瞬間、
ふっと言葉が詰まり
少し涙ぐまれていました。

「すっきりしました」

その表情は、来られた時とは
まったく違っていました。

僕自身も、長く悩んできました。
何がしたいのか分からない時期もあった。

でも、今取り組んでいるお店つくりに
全力を注ぎたいと見えたとき霧が晴れました。

コンセプトは一度決めたら終わりではなく
ずっと磨き続けるもの。

でも、軸ができるだけで
人は驚くほど軽くなる。

今日の2時間が、そのベーグル屋さんの
第一歩になっていたらうれしいです。

応援しています。

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