Category
アイデアが湧き続ける人の原点をのぞいてみた
先日、いつもお世話になっている「カフェマナビ」の
オーナー桑名さんに、あるお願いをしました。
「自分を見つめ直すテストの時間をください」と。
なぜそんなことをお願いしたのかというと、
桑名さんは現在三店舗を経営されていて、
どのお店も本当に素敵なんです。順調に見えるし、
周りから見たら「うまくいっている人」そのもの。
でもご本人は、とても自然体で、気負いもなくて、
それでいて次から次へと新しいアイデアが出てくる。
話していると
「え、そんなこと思いつく?」
というような発想がポンポン出てきて、
しかもそれがちゃんと形になっているんです。
正直、不思議でした。
なんでそんなにアイデアが出てくるんやろう
なんで人をワクワクさせるようなことを
次々思いつくんやろう
その「源」を知りたくなったんです。
表に見えているやり方ではなくて
もっと奥にある「その人らしさ」の部分を、
少しでものぞいてみたいと思いました。
いろいろ話を聞いていく中で感じたのは、
やっぱり原点は学生時代や子どもの頃の
体験にあるということ。
どんなことに夢中になっていたか
どんなことが楽しかったか
どんな場面でワクワクしていたか
今のお店づくりやアイデアの出し方は、
突然生まれたものではなくて、
昔から続いているその人の「好き」や「感覚」の
延長線上にあるんだなと感じました。
大人になると、つい
「売れるかどうか」
「効率がいいかどうか」
そんな物差しで考えてしまいがちです。
でも、本当に人の心を動かすアイデアって、
もっと根っこのところ…その人の歴史や感覚から
出てきているんだと思います。
今回の時間は、桑名さんを深掘りさせてもらいながら、
同時に自分自身を見つめる時間にもなりました。
自分は何が好きだったんやろう
どんなことにワクワクしてきたんやろう
今やっていることは、その延長線上にあるんやろうか
アイデアを出そうと無理にひねり出すよりも、
自分の原点に立ち返ることの方が、
実は近道なのかもしれません。
桑名さん、貴重な時間を本当に
ありがとうございました。
また少し、自分自身と
向き合ってみようと思います。
「誰でもどうぞ」はやめる。勇気を出してこの人だけに届ける
マーケティングの話で、よく言われることがあります。
「ターゲットを絞りなさい」
「たった1人を思い浮かべて発信しなさい」
こんな人にも、あんな人にも、ではなく
「この人に、この商品を届けたい」
そのたった1人を決めなさい、という話です。
頭では分かっていて、
普段の発信や商品づくりでも意識しているつもりでした。
ターゲットを絞ることで、サービスの精度も上がるし、
発信も伝わりやすくなる。そう思ってやってきました。
今日、DXの面談があって、その中で
「問い合わせ」について話題になったんですね。
SNSやホームページなど、いろんな発信をしているけれど、
最終的に目指しているのは問い合わせです。
そのとき、面談の担当の方にこう聞かれました。
「どんな問い合わせが欲しいんですか?」
「どんな人から問い合わせしてきてほしいんですか?」
……一瞬、言葉に詰まりました。
よく考えたらめちゃくちゃ欲張っていたんです。
今の問い合わせフォームのスタンスは、
「とりあえず何でも相談してください」
「困りごとがあれば何でもどうぞ」
という感じ。
つまり、窓口を広くしておきたい。
取りこぼしたくない。
そんな思いがそのまま表れていました。
でも、そこで言われたのは真逆のこと。
「そうじゃなくて、この問い合わせをしてきてほしい
というところまで絞るべきです」
分かる。めちゃくちゃ分かる。
でも同時に、正直めっちゃ怖いとも思いました。
絞ったら、減るんちゃうか。
広くしておいた方が安心なんちゃうか。
そんな気持ちも出てきます。
でもよく考えたら、これってまさに
ターゲットの話と同じなんですよね。
発信では「この人に届けたい」と言いながら、
問い合わせの入口では「誰でもどうぞ」になっている。
これじゃ、メッセージがぼやけるのも
当たり前やなと気づかされました。
実は
「こんな人に、こんな相談をしてきてほしい」
という理想像はちゃんとあるんです。
だからこれからは、勇気を出して
そこに絞った発信をしていこうと思います。
マーケティングって本当に奥が深い。
自社のことを知ってもらうこと。
サービスを必要な人に届けること。
簡単そうで、めちゃくちゃ難しい。
でも、その分、気づきも多いし、
やればやるほど面白さも感じています。
もっともっと、自分たちのサービスが
本当に必要な人に届くように。
これからも試行錯誤しながら
精度を上げていきたいと思います。
「軸を持つ」ということ。
ノトスクリエイティブホームの 久保田です。
最近、あるお話を聞いて、
私の中で「軸を持つ」ということの 定義が
大きく変わるような、 素敵な気づきがありました。
「軸」とは、固執することではない。
これまでは「軸を持つ」と聞くと、 どこか
「こうでなければならない」 という強いこだわりや
頑固さをイメージしていました。
自分の信じた道を突き通す、 そんな強さです。
しかし今回学んだのは、 本当の軸の正体は
「何かをし続けること」と 「他を受け入れること」
二つがセットである、 という考え方でした。
しなやかな軸の強さ 「こうでないとダメだ」と
固めてしまうのではなく、
自分の根底にある信念は持ちつつも、
周囲の変化や新しい価値観を柔軟に受け入れていく。
あらためて大切だと感じた1日でした。
8分の発表で何を届けるか。答えは「ベネフィット」でした
県のDX伴走支援もいよいよ最終日が近づいてきました。
最後は成果報告のプレゼンがあります。
持ち時間は8分。
この8分間で、これまで取り組んできた内容と成果を
関係者の方々にお伝えします。
当日は金融機関の方や支援機関の方など
30〜50名ほどが来られる予定だそうです。
今日はそのプレゼンの内容について、
個別の打ち合わせがありました。
どんな構成にするか、何を軸に話すかを
一緒に整理していったんですね。
その中で印象に残った問いがありました。
「この話を聞いたオーディエンスの
ベネフィットは何ですか?」
ベネフィットとは
「その人が何を得られるのか」ということ。
知識だけじゃなく、感情や行動の変化も
含めての得られるものです。
この発表を通じて、聞いてくれた人は
何を持ち帰れるのか。
ここがブレると、どれだけ
良い取り組みをしていても伝わりきらない。
話し合いの中で出てきたのは
「うちと同じように悩んでいる中小企業の人が、
これなら自分たちにもできそうやん、
ちょっとやってみようかな、と思えること」
これをベネフィットにしようという話になりました。
この軸が決まると、プレゼンの内容も
自然と絞られてきます。
何を削って何を強調するかが
見えてくるんですよね。
改めて、ベネフィットって本当に
大事やなと感じました。
有名な例でよく言われるのが
ホームセンターでドリルを買う人の話です。
お客さんは「ドリル」が欲しいわけじゃない。
ドリルで「穴を開けたい」。
その穴に「棚をつけたい」かもしれないし
「絵を飾りたい」かもしれない。
そして最終的には
「気持ちのいい空間で暮らしたい」
というのが本当の望みだったりする。
これがベネフィットですよね。
商品やサービスそのものではなく
それによって得られる未来や感情。
僕たちの仕事で言えば、
工事をすることが目的ではなくて
「このお店をやってよかった」と
心から思える毎日をつくること
「より充実した人生」を手に入れること
そういうところが本当の
ベネフィットなんやと思います。
お客さんは、工事や設計という
作業にお金を払っているわけではなく、
その先にある未来や感情に対して
お金を払ってくれている。
今回のプレゼンを通して、自分自身も
改めてそこを見直すことができました。
ぜひみなさんも、自分たちの商品やサービスを通じて
お客さんは何を得ているのか、
何に対してお金を払ってくれているのか、
考えてみてください。
そこがはっきりすると、伝え方も仕事の
向き合い方も、きっと変わってくると思います。