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挑戦し続ける姿を見せる。それが僕の役割。
今、月に1回のペースで勉強会を続けています。
次で第6回目になります。こういう立場で人前に立っていると、
参加者の方からは「うまくいっているんじゃないですか」と見えることがあるかもしれません。
実際、ゲストとして来てくださる方もそう思われるかもしれません。
けれども、正直なところ全然そんなことはありません。
僕自身、必死です。もがき続けていますし、思うように受注も足りない。
このままでは会社が潰れてしまうんじゃないかと不安を感じることも日常的にあります。
それでも僕が一つだけ決めていることがあります。
それは「参加者の背中を押す」ということです。
起業に対するハードルを少しでも下げて、「自分も挑戦してみよう」と思ってもらいたい。
その役割を果たすために、この勉強会をやっています。
だからこそ僕は、口だけではなく、自分自身が挑戦し続ける姿を見せたいと思っています。
「挑戦しましょう」と言うだけではきっと誰の心にも響きません。
僕自身がトライアンドエラーを繰り返しながら、とにかく行動に移していく。
それを見せることが、一番の説得力になると信じています。
勉強会は、参加者にとって学びや刺激になる場であると同時に、
僕自身にとっても大切な場です。
「みんなにこう言うからには、自分も成果を残さなければ」
「挑戦しなければ」と、自分を奮い立たせてくれる場所になっています。
挑戦を呼びかけるからには、誰よりも挑戦している存在でありたい。
これからもその覚悟で続けていきたいと思います。
現場に立って思う、属人化からの脱却
ここ最近、数年ぶりに現場に出ています。
普段は指示を出す側に回ることが多いので、職人さんから
「珍しく仕事してるやん」と茶化されることもありますが(笑)、
実際には僕もずっと大工としてやってきたので、体に染みついた技術は衰えていません。
久しぶりに道具を握っても、自転車に久々に乗るのと同じで自然に体が動くんですよね。
やっぱり現場作業は面白いなと改めて感じます。
僕はもともと「ものを作ること」が好きなんだと、作業しながら実感しています。
しかも自分で作業に入れば、大工として手を動かすだけでなく、職人さんへの指示や打ち合わせ、
材料の手配、お客様とのやり取りまで全部自分でできてしまう。
これは確かにコストを抑える効率的なやり方ではあります。
でも、この方法には大きな問題が二つあります。ひとつは、すごく属人的になってしまうこと。
もし僕が怪我をしたり現場に出られなくなったら、その時点で仕事が止まってしまいます。
もうひとつは、こなせる仕事の量に限界があることです。
僕の場合、多くのお客様にサービスを届けたいと思っているので、
自分ひとりの力で抱えられる件数には限界があるんです。
だから必要なのは「仕組み作り」。分業しながら複数の人で現場を回せる体制を整えることです。
正直に言えば、まだまだうまくいっていません。仕組みを作るのは難しく、
日々あたふたしているのが現状です。でもこれは必ず突破しなければならない壁だと思っています。
会社は人の力だけでなく、仕組みで成り立っていくもの。
属人的なやり方から脱却して、誰が担当しても同じように回せる体制を作っていく。
それが今の僕にとって一番の課題であり、挑戦でもあります。
お店づくりに欠かせないコンセプトという軸
先日、自然食品のお店を立ち上げたいという方と一緒に、
経験者の方々にお話を伺う機会がありました。
僕自身もそうですが、その方も小売業の経験がなく、ノウハウがほとんどない状態。
そこで、これまでに5、6店舗の立ち上げを経験されている方や、
実際に自然食品のお店を運営している方に来ていただき、
いろいろと教えていただきました。
さすが経験者の視点は違うなと感心しました。
「この高さがもったいないから棚をもう少し詰めた方がいい」
「ポップは統一感を持たせた方がいい」
「商品の並べ方はこうした方が見やすい」
など、実践に基づいた具体的なアドバイスをいただきました。
さらに、リピーターを増やすためにはイベントが効果的だとか、
ポイントカードの工夫、適切なアイテム数や売上の目安まで、
実に幅広い視点で話をしてくださったんです。
こうして事前に情報を得られることは本当にありがたいことだと実感しました。
僕たちも「店舗の経営支援」という形でお客様をサポートしていますが、
別にすべてのノウハウを持っているわけではありません。
むしろ、僕はいろんなつながりを通じて情報を集め、
必要なときにお客さんへ届けているだけなんです。
それでも「困っていることに寄り添い、できる範囲で支援する」
ことが、僕たちの役割だと思っています。
ただ、アドバイスをたくさんもらうと
「あれもやりたい、これもやりたい」となるのが難しいところです。
けれども、そこには大きな落とし穴があるように思います。
あれもこれもと手を広げてしまうと、お店の方向性が見えにくくなってしまう。
ファミリーレストランのように、なんでも揃っているけれど
特徴がない、という状態になりかねません。
やっぱり大切なのは「お店の軸」、つまりコンセプトです。
お金儲けのためにやるのではなく、自分の信じるコンセプトを中心に据えて考えること。
そのうえで「だからこの商品を選ぶ」「だからこの売り方をする」と
一貫性を持たせる。そうすれば、お店としての一体感や
統一感が自然に生まれてくるはずです。
お金を稼ぐことも大事ですが、それはあくまでお店を成り立たせるための条件。
その先にある「何を大事にしたいのか」というコンセプトこそが、
本当にお店を支える力になるのだと思います。
節税よりも大切なこと。会社を強くするために
経営者になると、よく耳にするのが
「節税対策で車を買った」
「時計を買った」
というような話です。
いわゆる私利私欲を満たしながら、
経費として処理して
税金を減らすという考え方ですね。
僕自身も起業当初は
そういうことを多少考えたことがありました。
実際に少額ですが、
経費に見立てて買い物をしたことも
あったと思います。
ただ、それでもそこまで私欲のために
使ったという記憶はありません。
けれども、ある時からこの考え方を一切やめて
「ちゃんと税金を支払う」
という方向に舵を切りました。
そのきっかけは、
他の経営者さんたちとの会話です。
結局、会社にお金を残しておかないと、
いざというときに生き残れないという話を
何度も耳にしました。
いわば、会社の貯金を作るということです。
ある経営者さんは
「もし仕事がゼロになっても
1年間はやっていけるだけの蓄えを持っている」
と話されていました。
その言葉を聞いて、会社を強くするためには
利益をしっかり残し、
納税をきちんとすることが
大事なんだと気づきました。
利益が出ても節税のために無理やり経費を増やし、
プラマイゼロにしてしまえば、
会社には一向にお金が貯まりません。
常に収支トントンの状態では、
何かトラブルが起きたときに
対応できなくなります。
それだけでなく、
いざ銀行からお金を借りたいと思っても、
金融機関はその状況を見抜いています。
「この会社は利益を意図的に抑えているな」
と分かるわけです。
そうなると、当然ながら
貸してもらいにくくなります。
おそらくコロナ禍のときに、
急に仕事が止まってしまい、
残念ながら倒れてしまった会社の中には、
そうした姿勢を続けてきたところも
多かったのではないかと思います。
だからこそ、
誠実な経営が大切だと思うのです。
かかった分はきちんと経費に計上すればいいし、
利益が出たら出たでしっかり納税をする。
それが会社を強くし、
長く続けていける基盤になるのだと思います。
僕自身も、これからも誠実な経営を
心がけていきたいと考えています。