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なぜ新築をしないのか。僕たちが空き家に向き合う理由

弊社では基本的に

新築工事をお受けしないことにしています。

なぜかというと、

日本中にこれだけ空き家があるのに、

それを活かさずにわざわざ土地を開発して

家を建て続ける現状に、

僕自身すごく違和感を持っているからです。

今ある中古物件に

どれだけ技術を注ぎ込んで価値を高められるか。

そこにこそ僕は生きがいを感じますし、

腕の見せ所だと思っています。

世間からは「中古物件なんて価値ゼロだ」

と言われることもありますが、

僕からすると宝の山にしか見えません。

それをどう活かして未来に残していくかにこそ、

僕たちの存在意義があると思っています。

とはいえ、時々

「新築をお願いできませんか」

という問い合わせをいただくこともあります。

正直、心が揺れる瞬間はあります。

売上が厳しいときに

大きなお金が動く仕事を請ければ経営的には助かる。

ありがたいと感じることもあります。

それでも、僕は基本的に

「新築はしません」と伝えています。

この姿勢を続けることは、

自分たちの純度を

高めることにつながると思っています。

ぶれない軸を持ち続けることで、

磨かれていく感覚があるんです。

僕はお金のために仕事をしているのではありません。

あるものを使って、

より良い社会を未来に残していきたい。

その思いがあるからこそ、

この事業を続けています。

もしお金のためだけであれば、

新築も含めて「何でもやる」

選択をするでしょう。

でも、それは僕たちの在り方とは違うと思うのです。

もちろん悩むことがないわけではありません。

本当にこれでいいのかと自問することもあります。

それでも、自分の信念に従って、

これからも経営を続けていきたいと思っています。

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最後に問われるのは「やり方」より「あり方」

「あり方」と「やり方」。

この二つの言葉はよく耳にしますが、

どちらが大事なんだろう?と考えることがあります。

最近、私は「あり方」こそが

最も重要なのではないかと感じています。

オリンピックや大きな大会で優勝した選手への

インタビューを思い出してみてください。
「技術が完璧だったから勝てました」

と語る人は意外と少ない。

多くの場合は

「最後まで気持ちで負けなかった」

「信じきることができた」といった言葉を残します。

つまり、最終的に勝敗を分けるのは

「やり方」ではなく「あり方」。

諦めない姿勢や、自分を信じる気持ち

そうした内面の力なのだと思います。

日常に宿る「あり方」

これはスポーツに限った話ではありません。

例えば、道端に落ちているゴミを、

さりげなく拾える人。

そんな小さな行動にも、

その人の「あり方」が表れています。

やり方(スキル)を磨くことも大切ですが、

最後に人の信頼を得るのは、その人がどう在るか。

「人としての姿勢」が問われるのだと感じます。

「あり方」は一朝一夕では身につかない

ただ、「あり方」を磨くことは簡単ではありません。

一日でメンタルが強くなるわけでもなく、

急に人格が変わるわけでもない。

だからこそ、日々の小さな積み重ねが大事なのだと思います。

「こうなりたい」と思う自分の姿に向かって、

少しずつ歩み続けるしかありません。

お茶が教えてくれること

私自身、2か月に1度程度、お茶を習っています。

お茶の時間の中で学べるのは、

所作の美しさや作法だけではなく、

人としての「あり方」そのものです。

静かに座る姿勢、相手を思いやる心、

ひとつひとつの動作に込められた丁寧さ。

まさに「あり方」を学べる場だと感じています。

だからこそ、この学びを社内の研修にも

取り入れられないかと考えているところです。

「やり方」を学ぶことは必要です。

しかし最終的に問われるのは「あり方」。

諦めない強さや、

信じる気持ち、

日々の小さな心がけ。

そうした積み重ねが、

その人の信頼や生き方をつくっていくのだと思います。

私もまた、日常の中で少しずつ

「あり方」を磨いていきたいと思います。

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集客よりも志。勉強会を続ける本当の目的

今、うちでは月に1回、

お店を考えている方に向けての

勉強会を開催しています。

別にうちだけが特別なことをしているわけではなく、

あちこちで起業を応援する

イベントやセミナーは開かれています。

僕自身がこれをやっている目的というのは、

子供たちに明るい未来を見せたい

という思いからなんです。

夢を叶えようとしている大人の姿って、

本当にキラキラしていて、

目の輝きが違います。

そういう大人が増えていくことで、

子供たちが将来「大人って楽しそうだな」

「自分もやってみたいな」と思える。

そんな社会を残せたらいいなと思って、

この勉強会を続けています。

起業したいけど足踏みしている人の背中を

ポンと押せたら、それだけで

やる意味があると感じています。

先日、ある出来事がありました。

とある設計をされている方と少し

バッティングしてしまい、

「うちも同じようなセミナーをやっているから、

ここでやるのはやめてほしい」

というニュアンスの言葉をいただいたんです。

そのとき僕は「わかりました」

と引いたのですが、もし逆の立場だったらきっと

「ぜひ一緒にやりましょう」

と言っていたと思います。

同じ思いを持った人と力を合わせられるなら、

こんなにいいことはないからです。

もちろん、うちも勉強会を通じて

集客につなげたいという気持ちが

ゼロではありません。

でも、それはあくまで目的達成のための

一つの手段であって、

一番の目的ではありません。

僕が一番大事にしているのは「志」であり、

この社会に残したい未来です。

セミナーや勉強会を

「集客の手段」としてやるのか、

それとも

「志を実現するため」にやるのか。

この判断はとても難しいものですが、

僕はできるだけ後者でありたいと思っています。

ちなみに、大和郡山市でも

創業支援の取り組みがあり、

奈良市と郡山市がお互いに

情報交換しながら地域を盛り上げていこう

という話も進んでいます。

こうしたつながりを大事にしながら、

また情報を届けていきたいと思いますので、

楽しみにしていてください。

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仲間とともに乗り越える ― 宮崎駿さんのエピソードから学ぶこと

今でこそ世界的に有名な

映画監督である宮崎駿さん。

華やかな成功の裏には、

駆け出しの頃の数えきれない苦労があったと聞きます。

作品の公開日が決まっているのに、

全然仕上がらない。

理想と違うものが出てきて、

何度も修正ややり直しを重ねる。


作り手の想いが周りにうまく伝わらず、

仲間との衝突もあった。

そんな状況に耐えきれず、

去っていく人もいたそうです。
しかし残ってともに歩んだ人たちは、

やがて深い信頼関係で結ばれ、一生の仲間となっていった

そんなエピソードを知りました。

世の中に見えるのは、

完成した映画の美しい世界や、

華やかな受賞のシーンです。


けれどその裏には、泥臭くて、もどかしくて、

ぶつかり合いながらも進んでいく時間がある。

実はそれは、建築の世界でも同じだなと感じます。

ひとつの現場を終え、完成品をお客様に見ていただくときは

「わぁ、素敵!」と喜んでいただける。

でもそこに至るまでには、細かい調整や、

思い通りにいかない苦労、

時には意見がぶつかることもあります。

不思議なもので、

そんな大変な時間をともに過ごした仲間とは、

後から振り返って「あのときは大変やったな」

と笑い合える関係になる。

ただ楽しいだけでは得られない、

深い絆がそこには生まれます。

仲間って、本当にいいものだなと思います。

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