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1人で回すお店は、設計の段階でやらないことを決めておく
「1人でお店を切り盛りしたいんですけど、できますか?」
小さなお店の開業相談で、よくいただく質問のひとつです。
答えは、「できます」。
でもそのためには、設計の段階で1人で回せる仕組みを組んでおくことが大事やと思っています。
僕たちの会社では、
そういう「最小の人員でまわせる設計」にもよく携わらせてもらっています。
設計そのものは僕自身が手がけているわけではありませんが、
打ち合わせのなかで、以下のような視点を持って進めています。
① 歩数を減らす動線設計
厨房からレジ、厨房から冷蔵庫、厨房からごみ置き場。
移動が多いだけで、1人の負担は一気に増えます。
だからこそ、1歩でも少なく、1動作でもラクになるように。
「とにかく無駄を省いた動線づくり」が基本です。
② 注文・受け渡し・会計を1箇所で完結
注文はここ、会計はあっち、受け渡しは別の窓口…。
これでは1人で回すのは厳しくなります。
「全部ここで済む」
その導線を設計に落とし込めると、ぐっと回しやすくなります。
③ やらないことを決める前提で考える
フードもドリンクも、イートインもテイクアウトも、
何でもやろうとすると、1人ではまわりません。
だからこそ、最初の段階で「やらないこと」を決めておく。
これは設計上、かなり重要な視点になります。
④ 見えすぎない厨房が気持ちの余裕を生む
1人で動いていると、どうしても手が足りない瞬間が出てくる。
そのとき、
厨房が丸見えだと焦るし、お客さんも気になる。
だから「必要な場所は見える」「でも全部は見せない」というバランスをとるだけで、精神的な余裕が生まれます。
1人でやるお店って、効率だけで設計すると冷たくなる。
でも、気持ちの流れまで設計に入れると、ちゃんとあたたかい空気も生まれる。
焦らなくて大丈夫です。
「1人で回せるかどうか」は、才能や体力の問題じゃなくて、設計の力でどうにでもなる部分が大きいです。
僕たちは、これからもちょうどいいサイズで心地よく働けるお店を
設計の段階から一緒につくっていきたいと思っています。
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お店の温度感をどう設計で表現するか、僕たちが大事にしていること
「このお店、なんかあったかいな」
「なんとなく落ち着くな」
そんなふうに感じる空間って、ありますよね。
広さでも、デザインでもなく、
入った瞬間に伝わる空気感みたいなもの。
僕たちの会社では、
そういうお店の温度感”を設計でどう表現するかをとても大事にしています。
設計そのものは僕が直接担当しているわけではありませんが、
打ち合わせや現場づくりを通して、
「このお店って、どんな温度を持ってるやろう?」
という問いをいつも持っています。
中でも、僕たちが強く意識しているのは、
新しいけど、どこか懐かしいという空気感をつくることです。
新しすぎない。
かといって、古くさくない。
このバランスがあると、
自然と人が落ち着ける空間になる。
それが、僕たちが考えるあたたかい設計のあり方です。
たとえば、こんなことを意識しています。
① 素材が持つ体温を生かす
木の床、塗装のムラ、手触りのある壁。
素材そのものに、あたたかさがあるかどうかで空間の印象は大きく変わります。
つるっとした新素材よりも、
ちょっとざらっとした素朴なものを選ぶことで、
新しさの中に“人の気配”が出てきます。
② 光の落とし方で空間をやわらかくする
照明が明るすぎると、緊張感が出る。
でも、少し落とした光は空気をやわらかくしてくれます。
どこまで照らして、どこを影にするか。
そのバランスが、空間の温度感に直結すると思っています。
③ 揺らぎのある仕上げを取り入れる
真っ直ぐで均一な仕上げより、
ちょっとした揺らぎや不揃いな要素の方が、
人は落ち着くことがあります。
ガラスのゆらぎ、手書き文字、丸みのある角。
整いすぎない空間には、自然とあたたかさが宿ります。
新しくつくる空間だけど、
どこか懐かしくて、安心できる。
そんな温度感のある空間は、
お客さんの記憶に残るお店になっていくと思っています。
焦らなくて大丈夫です。
素材、光、仕上げ方。
大がかりなことじゃなくても、
ちょっとした人の手のぬくもりを感じる空間は、ちゃんと届く。
僕たちは、これからもそんな空気を
店舗設計の中で大切にしていきたいと思っています。
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「なんか入りやすいな」と思ってもらえるお店には、ちゃんと理由があります。
「このお店、入りやすいな」
「気になるけど、なんとなく入りづらい…」
そんな感覚って、お客さんの中にちゃんとあると思います。
僕たちの会社では、お店づくりに関わる中で、
入りやすさの心理というのをすごく大事にしています。
設計を担当しているのは僕ではありませんが、
お店の雰囲気や流れを考える中で、
「ここって、初めての人にどう見えてるやろう?」
という視点は、打ち合わせや現場でもよく話題に出ます。
入りやすさって、豪華さとかおしゃれさよりも、
ちょっと安心できるかどうかが大きいんやと思います。
うちが店舗設計の中で大切にしていることをいくつか紹介します。
① 何のお店かが外からわかること
看板や黒板、ちょっとしたディスプレイなどで、
「ここはコーヒー飲めるんやな」
「雑貨屋さんやな」とすぐわかるだけで、ハードルはぐっと下がります。
② 入り口まわりに人の気配があること
観葉植物、手描きPOP、整えられた照明。
「誰かがちゃんとここを整えている」という空気感があると、
それだけで安心感につながります。
③ 中がちょっとだけ見える工夫
中がまったく見えないお店は不安になります。
でも、中が全部丸見えでも落ち着かない。
だからこそ、ちょっとだけ中が見えるバランスを意識するようにしています。
こういった工夫を、どれも高価な設備で実現するわけではありません。
小さな意識、小さな積み重ね。
それが、「なんか入りやすいな」と思ってもらえる空気をつくると思っています。
入りやすさって、
目立つことより、伝わること。
その一歩目が、お店との関係の始まりになる。
焦らなくて大丈夫です。
今あるお店でも、今からできることはたくさんある。
僕たちは、これからも「入りやすさの心理」を意識しながら、
はじめての一歩をつくるお手伝いをしていきたいと思っています。
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お店の第一印象は、入り口でほぼ決まると思っています。
「お店づくりで一番大事な場所ってどこですか?」
と聞かれたら、僕は迷わず、
「入り口です」と答えます。
理由はシンプルで、
人は入る前にすでに判断しているからです。
入り口って、ただ出入りする場所ではなくて、
そのお店の第一印象を決める空気の境目。
入り口を見た瞬間に、
「なんか入りづらいな…」と感じたら、
中がどれだけ素敵でも、立ち止まってしまう人は多い。
逆に、
「ここちょっと気になるな」と思ってもらえたら、
すっと一歩踏み出してもらえる。
それくらい、入り口には“空気”が詰まっている。
僕が現場でよく意識しているポイントをいくつか紹介します。
① 視線の抜けをつくる
ガラスの小窓や、ちょっとしたのれんの隙間など、
中がほんの少しでも見えると、入りやすさはぐっと増します。
中がまったく見えないお店って、
「何屋さんかわからない」「ひとりで入って大丈夫かな」
そんな不安を持たれやすい。
逆に、少しでも中の雰囲気が伝わると、
「入ってみようかな」と感じてもらえる確率が上がります。
② 入り口の周辺にらしさをにじませる
手描きの黒板、鉢植えのグリーン、
照明のトーン、看板の書体…。
完璧じゃなくていい。
でも、そこに「店主の人柄」や「どんなお店か」がほんの少しにじんでいるだけで、
お店との距離が一気に縮まります。
入り口って、構造じゃなくて、
関係のはじまりをつくる場所やと思っています。
中がどれだけ素敵でも、
まずは入ってもらうことがなければ始まりません。
その一歩目を、自然に踏み出してもらえるような工夫が、
この入り口に詰まっているんです。
焦らなくて大丈夫です。
入り口を整えるといっても、
派手に飾る必要はありません。
「入っていいよ」と伝える、
小さな空気感の演出で十分です。
その空気が、
「なんかええな」と思ってもらえるお店の第一歩になると信じています。
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