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長くお店を続ける人には、共通して「人との向き合い方」がある気がしています。
うちはこれまでに、
店舗のリフォームなどで50数軒以上のお店づくりに関わらせてもらってきました。
もちろん、お店の形も業種も、それぞれ違います。
カフェやお菓子屋さん、雑貨屋さん、サロン──
どれもその人の「想い」が詰まった空間です。
そんな中で、
ふと数字を振り返ってみて、自分でも驚いたことがありました。
これまで関わった50軒以上のお店のうち、閉店されたのはたったの2軒ほど。
10年続くお店って、全体の5%とも言われている時代。
そんな中で、この数字はすごく高い確率なんじゃないか?と感じたんです。
じゃあ、なぜ続いているのか?
もちろん、商品力や立地、努力やタイミング──
いろんな要素はあると思います。
でも、最近あらためて感じているのは、
「お客さん自身の人との向き合い方」が関係してるんじゃないか、ということです。
うちが関わらせてもらったお客さんって、
本当に人柄が素敵な方が多いんです。
たとえば──
- 工事が始まる前には、きちんと準備を整えてくれている
- 僕らが仕事しやすいように、気を配ってくれている
- 暑い日や天候が悪い日には「気をつけてくださいね」と声をかけてくれる
そんな、ねぎらいや気遣いの言葉を自然とかけてくださる方が多い。
僕ら施工側にとっては、それがすごく心に残るし、
「この人のために、ちゃんといい空間をつくりたい」と自然に思える瞬間でもあります。
もちろん、世の中には
「俺は客やぞ」「もっと安くできるやろ」といったスタンスの方もいると聞きます。
でも、僕らが関わらせてもらったお店のオーナーさんは、
「自分だけが良ければ」じゃなくて、「まわりと一緒にいい状態をつくろう」という気持ちを持っている人ばかりでした。
僕はそれが、
「商売が長く続く理由のひとつ」なんじゃないかと思っています。
お客さんとの関係だけじゃなく、
職人さん、ご近所さん、スタッフさん、地域との関係──
敵をつくらない、周りを大事にする、三方良しの姿勢。
そういう人との向き合い方が、
お店をゆっくり、しっかり育てていくんじゃないかなと思います。
焦らなくて大丈夫です。
お店って、商品や空間ももちろん大事やけど、
そこにいる人が育てていくもの。
僕たちはこれからも、
そんなお店づくりのお手伝いを、心を込めて続けていきたいと思っています。
#長く続くお店の共通点
#三方良しの商い
#人を大切にする経営
#工務店が見たお店のリアル
#施工から見える商売の姿勢
目的に立ち返る時間
毎週日曜日の朝7時から8時まで、全国の経営者さんたちと
Zoomでつながって勉強会に参加しています。
この1週間を振り返り、自分を一度リセットする。
そんな時間になっています。
自分の中では「こういう会社にしていきたい」
「こんな社風をつくりたい」という思いがあります。
いわゆる目的や目標と呼ばれるものです。
ただ、その思いがある一方で、
果たして自分の行動が本当にその目的に沿っているのか?
目標達成に向けて効果的な行動を選べているのか?
今朝の勉強会では、そのあたりを振り返る機会がありました。
正直に言えば、ここ最近は効果的じゃない行動をしていたなと感じました。
それに気づけたことが、今日一番の学びです。
では次の1週間をどう過ごすか。
目的に沿った行動に切り替えるために、どんな選択をしていくか。
今、それをじっくり考えています。
人ってどうしても、自分の感情や本能のままに動きやすい。
楽な方に流されてしまう自分がいます。
でも、この朝の時間があることで、
「それは本当に目的にかなっているのか?」
と 自分に問い直すことができるんです。
毎週のこの1時間は、まさに自分を律する時間。
目的を見失いかけた自分を、もう一度原点に戻してくれる時間です。
あらためて感じたのは、やっぱり人生も経営も、
目的を見失わないことが何より大事だということ。
そしてそれは、日々立ち返る習慣の中でしか
維持できないということです。 本当に一生勉強。
一生、学び続けていかないといけないなと感じた日曜日の朝でした。
えほん食堂カシュカシュ 最終話:夢は、もう一度動き出す(私らしく)
カフェをしたいという思いは、ずっと頭の片隅にありながら、現実味がなかった。
でも、雑貨や器を選ぶとき、どこかで自分らしいカフェを意識していた。
勉強勉強なんて言いながらも、フランスやイギリス、北欧に何度も旅したりして、
自分の感性や好きなものを少しずつ集めていたのだと思う。
「もっと若いときに始められたら…」なんて考えることもあるけれど、もう仕方ない。
回り道ばかりだった人生も、悔しい思いをしたり、偶然の縁に救われたりしながら、ここまで歩いてきた。
人生も折り返し。
このカフェは、好きなことだけ、無理せず、細く長く、自分のペースで楽しんでいきたい。
目に見えないものを売るということ
先日、うちの勉強会に参加してくださっている方から
お誘いを受けて、整体を受けに行ってきました。
その方は今、独立して整体院を開業しようと準備されている方です。
実は僕自身、体の不調というものがほとんどなくて、
肩こりも腰痛もなく、頭痛もめったにないタイプなんです。
だから今まで整体に行く機会がありませんでした。
でも今回は「ぜひ一度受けに来てください!」と
声をかけていただいたので、これは良い機会だと思って伺ってみました。
施術を受けてみると、驚くほど気持ちよかったです。
40分ほどの時間があっという間に過ぎて、途中で寝てしまうほど。
終わったあとには体が軽くなっていて、
「あぁ、こういう心地よさを求めて人は来るんだな」と実感しました。
とても良い体験をさせていただいたと同時に、改めて
目に見えないものを売る難しさを感じました。
たとえば、ここに500円の物があったとして。
実物を見れば「この商品に500円の価値があるかどうか」を判断できます。
目で見て、触れて、納得してお金を払う。
それはとても分かりやすい構図です。
でも、整体やデザイン、施工、コンサルティングのように、
「体験」や「信頼」といった形のないものを扱う仕事は、
価値を伝えるのが本当に難しい。 見えないからこそ、
相手の心に届くまで時間がかかります。
だからこそ、急に知られることや、一気に売れることを狙うよりも、
コツコツと地道に、草の根的に伝えていくことが大切なんだと思います。
一人ひとりと丁寧に関わりながら、「この人のサービスは信頼できる」
と感じてもらう積み重ね。 その結果として少しずつ広がっていく。
やっぱりそれが一番の近道なんじゃないかと感じました。
僕自身も、日々同じように試行錯誤しています。
お互いに不安を抱えながらも、
「こうしたらどうかな」「次はこうしてみよう」
と言い合える仲間がいることは本当にありがたいです。
体も気持ちも軽くなった一日でした。
お誘いいただき、本当にありがとうございました。