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わたしの趣味の話
こんにちは。
ノトスクリエティブホームの皿谷です。
わたしの趣味は、パンを作ることです。
もちろん食べるのも大好きですが、同じくらい、
いや…もしかしたらそれ以上に「作ること」が好きです。
実はパン屋さんで働いていた経験もあります。
中でも特に好きなのが「天然酵母パン」です。
はじめて天然酵母のパンに出会ったのは、
以前働いていた職場の近くにあった
小さなパン屋さんでした。
その頃は「天然酵母」という言葉は
なんとなく聞いたことがある、という程度。
正直、何が違うのかもよくわかっていませんでした。
でも、ひと口食べた瞬間にびっくり。
噛めば噛むほど味が出てくる。
小麦の甘みと、ほんのりした酸味。
そして、なんとも言えない深いコク。
「なにこれ…おいしい…!」
感動したのを、今でもはっきり覚えています。
その話を友達にしたところ、返ってきた言葉が
「天然酵母って、家でも簡単に作れるよ」
え?本当に?
そんな魔法みたいなことができるの?と半信半疑。
でも、気になったらすぐやりたくなる性格のわたし。
さっそくネットで調べて、挑戦してみることにしました。
作り方は意外とシンプル。
消毒した瓶に、果物と砂糖と水を入れる。
毎日1回、瓶を振る。
そして、空気に触れさせるためにフタを開け閉めする。
これを4~5日続けると、シュワシュワと炭酸のような
泡が出てきます。これが酵母菌の液種。
「できた…!」
小さな泡を見つけたときの感動は今でも忘れられません。
…が、しかし。
酵母液ができたからといって、すぐに
おいしいパンが焼けるわけではありませんでした。
その液を使って元種を作り、いざパン作りへ。
ドキドキしながら発酵を待つ時間。
「ふくらめ、ふくらめ…」と祈る気持ち。
でも――
全然、膨らまない。
何度やっても、ぺたんこ。
固い。重い。
「これはパンなのか…?」という仕上がり。
正直、何回も失敗しました。
困り果てて、再び友達に相談。
すると、
「この本のとおりに作ったら絶対失敗しないよ」
と一冊の本を教えてもらいました。
その本の作り方は、自己流でやっていたものより
ずっと丁寧で段階的なものでした。
・まず酵母液を作る
・その酵母液を使ってさらにもう一段階発酵させる
・元種も3回に分けて育てる
すぐにはパンに使えません。完成まで、およそ2週間。
毎日、瓶を振る。
フタを開ける。
状態を確認する。
香りをかぐ。
手間はかかります。
でも、その分どんどん愛着がわいてきます。
酵母菌が、まるでわが子のように感じられるのです。
そして、ついに。
ふっくらと膨らんだ生地。
オーブンの中で、ぷくっと丸くなるパン。
焼き上がった瞬間の、あの香り。
本当にうれしくて、
「よくやったね」
と、パンに声をかけたくなるくらいでした。
あのときの達成感は、今でもわたしの宝物です。
それからというもの、失敗はほとんどなくなり、
いろいろな素材で酵母を試すのが楽しくなりました。
ぶどう、みかん、いちご…
素材が変わると、香りも味も変わる。
中でも、わたしの一番のおすすめは
りんご+酒粕酵母
ほんのり甘さが増して、コクが出る。
焼き上がりの香りもとっても良くて、
本当においしいんです。食べるたびに
「ああ、やっぱりこれ好きだなぁ」と思います。
最近は、パン屋さんに行くと、ただ
「おいしそう」と思うだけでなく、
「この酵母は何を使ってるのかな?」
「この食感、どうやって出しているんだろう?」
「これ、今度作ってみたいな」
と、違う楽しみ方が増えました。
パンは奥が深い。時間も手間もかかります。
でも、その分ちゃんと応えてくれる。
だからやめられないのかもしれません。
これからも、わたしの酵母菌たちを大事に育てながら、
いろんなパン作りに挑戦していきたいと思います。
「継続」が信頼につながる
ノトスクリエイティブホームの久保田です。
「お店作り勉強会」をスタートしてから約1年。
先日、節目となる第10回目を開催いたしました。
第1回目から振り返ると、回を追うごとに
参加してくださる方も増え、少しずつ
この活動が浸透してきたことを実感しています。
「継続」が信頼につながるということ
勉強会では、参加者の方から
印象的な言葉をいただきました。
「何回も続いている会だから
安心して参加できました」
「インスタで活動を見ていて
どんな会社か気になり参加しました」
こうしたお声をいただき、
コツコツと重ねてきた時間が、
そのまま参加者の方への「安心感」や
「信頼」に繋がっていたのだと
改めて身が引き締まる思いでした。
試行錯誤の1年間
ここに至るまでは、決して平坦な道では
ありませんでした。
「どうすればより良い会になるか」を
何度も話し合い、開催するたびに
振り返りと改善を繰り返してきました。
正直に言えば、継続すること、
そして変化し続けることは容易ではなく、
時には足が止まりそうになる瞬間もありました。
しかし、第10回を終えた今感じるのは、
やはり「やり続けること」の大切さです。
やりながら柔軟に変更し、改善を重ねてきた
過去の経験があるからこそ、
今の形があるのだと感じています。
100回を目指して、初心を忘れずに
これからも、第1回目の時の気持ちや
「なぜこの会を始めたのか」という
原点を忘れることなく、一歩ずつ歩みを
進めていきたいと考えています。
こつこつ何かをすることはやはり大切だな、
過去の経験が今につながるのだな、と
改めて感じました。
「軸を持つ」ということ。
ノトスクリエイティブホームの 久保田です。
最近、あるお話を聞いて、
私の中で「軸を持つ」ということの 定義が
大きく変わるような、 素敵な気づきがありました。
「軸」とは、固執することではない。
これまでは「軸を持つ」と聞くと、 どこか
「こうでなければならない」 という強いこだわりや
頑固さをイメージしていました。
自分の信じた道を突き通す、 そんな強さです。
しかし今回学んだのは、 本当の軸の正体は
「何かをし続けること」と 「他を受け入れること」
二つがセットである、 という考え方でした。
しなやかな軸の強さ 「こうでないとダメだ」と
固めてしまうのではなく、
自分の根底にある信念は持ちつつも、
周囲の変化や新しい価値観を柔軟に受け入れていく。
あらためて大切だと感じた1日でした。
自分なりの付き合い方
こんにちは。
ノトスクリエティブホームの皿谷です。
最近、仕事のご縁で自然食品のお店の方と
お話しする機会が増えてきました。
これまでの正直な気持ちを言うと、
「体にいいのは分かるけど、家族みんなの分を
全部そろえるとなると家計がなぁ…」
というイメージが強くて、どこか
“意識の高い人のもの”という距離感がありました。
なので、これまではあまり自分から積極的に
取り入れようとはしていなかったのですが、
いろいろな方のお話を聞くうちに少しずつ
興味がわいてきました。
野菜ひとつでも、どんな土で、どんな思いで、
どんな手間をかけて育てられているのか。
調味料ひとつでも、昔ながらの製法を守るために
どれだけ時間がかかっているのか。
そういう“作られるまでの過程”を知ると、
単なる「食材」ではなく、その背景にある人や
物語が見えてきて、なんだかワクワクしてくるんです。
とはいえ、やっぱり全部を自然食品にするのは
現実的にはなかなか難しい。
そんなふうに思っていた時、ある自然食品のお惣菜屋さんを
されている方が、こんな話をしてくださいました。
「全部をする必要はないと思うんです。
いろんな選択肢があるということを知ってもらって、
その中から取り入れられるものを取り入れたらいい。
だから私は、生産者さんがどんなふうに作っているのか、
その過程を伝えていきたいんです。」
その言葉を聞いたとき、肩の力がすっと抜けた気がしました。
“これが正解だからこれを選んでください”ではなく、
“こんな作り方をして、こんな思いがあるんです”と伝えてくれる。
そして、共感できたもの、取り入れてみたいと
思えたものを、自分のペースで選べばいい。
無理にすすめるのではなく、背景や想いを
丁寧に伝える姿勢がとても素敵だなと思いました。
実際に作る過程の話を聞くと、
「そんな手間をかけているんだ」
「そんな工夫をしているんだ」
と、知らなかった世界に触れる感覚があって、
自然食品がぐっと身近に感じられます。
今はまだ、全部を変えるつもりはありません。
でも、例えば調味料をひとつだけ変えてみるとか、
週に一度だけ選んでみるとか、そんな小さな一歩なら
できそうな気がしています。
興味がないところから無理に入るのではなく、
「なんだか面白そう」
「この人の話、もっと聞いてみたい」
そんな入口からでもいい。
そうやって少しずつ知っていくことで、
食べることが今よりちょっと楽しく、
ちょっと豊かになるのかもしれません。
まずは、“知ること”から。
そして、共感できたものを、できる分だけ。
それくらいの気持ちで、
自然食品と付き合っていこうと思います。