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小さなお店こそ、「看板の力」を侮らない方がいいと思う。

お店をつくるときに、よく聞かれるのが 
「看板って必要ですか?」という質問。 

たしかに、SNSや口コミで集客する時代。 
「もう看板って古いんちゃう?」という感覚も、正直わかります。 

でも僕は、ずっと現場を見てきた中で、 
こう思っています。 

「小さなお店ほど、看板の力をあなどらん方がいい」と。 

理由はシンプルで、 
看板は、存在を知らせる最初の声かけやからです。 

とくに住宅街や路地裏、マンションの1階など、 
目立たない場所でスタートするお店にとって、 
看板があるかないかは「知られるかどうか」を分ける大きな要素になる。 

「ここにお店あるんや」 
「前から気になってたけど、勇気出して入ってみた」 

そんなふうにお客様に見つけてもらえる可能性を高めるのが看板です。 

大きくなくてもいい。 
光らなくてもいい。 

でも、そのお店らしさがちゃんと出ていて、 
「ここにいてますよ」って言ってくれる看板は、すごく強い味方になる。 

僕がいつも意識しているのは、 
「看板=営業中じゃなくても働いてくれるスタッフ」やということ。 

お店が閉まってる時間も、 
雨の日も、誰も通らない日も、 
ずっとそこにいて「ここにお店ありますよ」と伝え続けてくれている存在。 

だから、 
看板にお店の空気を詰め込んであげてほしいと思っています。 

手描きでもいい。 
木製でも鉄でもいい。 
素材はなんでもいいけど、 
らしさが滲むようなものを考えてもらえると、外観が生きてくる。 

SNSやWEBは「検索してくれた人」には届く。 
でも看板は、「たまたま通った人」にも出会いをつくってくれる。 

焦らなくて大丈夫です。 

看板は、コストをかけずに工夫できる部分もたくさんあります。 

大事なのは、 
「ここにお店がある」ことを、ちゃんと知らせること。 

それだけで、お店の未来が少し変わることもあります。 

 
#看板の力 #店舗設計の工夫 #小さなお店の集客 #お店づくりのヒント #見つけてもらう仕掛け 

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初期投資を抑えるために、僕がおすすめしたいこと

「お店を始めたいんですけど、初期投資ってどれくらいかかりますか?」 

これは店舗づくりの相談で、よく聞かれる質問のひとつです。 

たしかに、開業時にかかる費用は決して小さくありません。 
家賃、内装工事、厨房機器、家具、看板、広告…。 

やりたいことを全部詰め込もうとすると、 
どうしても予算は膨らんでしまいます。 

でも、だからこそ僕が大事にしているのは、 
「初期投資をかけすぎないための考え方」です。 

僕が現場で実際にアドバイスしている、 
初期費用を抑えるための工夫をいくつかご紹介します。 

完成形を目指さずに、育てていくお店にする 

オープンの時点で、すべてを理想どおりに揃える必要はありません。 

60〜70%の状態でも十分スタートできます。 

むしろ、完璧に整った店よりも、 
「まだ発展途上だけど、これから育っていく」お店の方が、 
応援したくなる空気感が生まれたりします。 

「やってみてから足していく」くらいの柔らかい計画の方が、 
必要なもの・不要なものがはっきりして、結果的にムダが減ります。 

「買う」より「工夫・代用」する意識を持つ 

什器や備品など、すべて新品で揃えようとすると予算が圧迫されます。 

でも、棚やテーブルをDIYでつくったり、 
既存の家具を塗り直すだけでも十分お店らしくなります。 

雰囲気は工夫でつくれるという発想があると、予算の使い方に幅が出ます。 

広告に頼るより、自分の言葉でまず伝える 

開業時に広告やチラシに大きくお金をかける人もいます。 

でも、僕はまず 
「なぜこのお店を始めたのか」を、 
ご自身の言葉で丁寧に伝えていくことをおすすめしています。 

SNS、note、ブログなど、 
お金をかけずに“想い”を届ける手段は、いくらでもあります。 

最初から整えすぎる必要はありません。 

焦らなくて大丈夫です。 

「足りないこと」は、お客さんと一緒に育てていけるチャンスでもある。 

完璧なスタートより、 
無理のないスタートを。 

その方が、商売としてはずっと長く続けていけると思います。 

#初期投資を抑える #無理のない開業 #育てていく店づくり #お金より工夫 #スタートの考え方 

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クレームは「ダメ出し」じゃない。「信頼をつなぎ直す機会」やと思っています。

独立して仕事をしていると、 
どれだけ丁寧にやっていても、 
ときにはお客様からご指摘を受けることがあります。 

いわゆる「クレーム」と呼ばれるものです。 

僕も正直、これをもらったときは落ち込みます。 

胸がざわつくし、「申し訳なかったな…」という気持ちでいっぱいになります。 

でも、最近はこう思うようになってきました。 

クレームって、ダメ出しじゃなくて、 
信頼をつなぎ直す機会なんやなと。 

まず、言ってくださること自体がありがたい。 

だって、お客様だって、 
本当は言いたくないはずなんです。 

わざわざ時間を割いて、 
言いにくいことを伝えるって、エネルギーがいることやと思います。 

しかも高いお金を払ってくださっているのに、 
そんなことを言わせてしまっている。 

そう思うと、 
「本当に申し訳ないな」という気持ちになります。 

でもそれと同時に、 
「うちにまだ向き合おうとしてくれているんやな」とも感じます。 

何も言わずに離れていく人もいます。 
だからこそ、声をかけてくれた時点で、僕は信頼の残り火やと思っています。 

もちろん、すべてのクレームが的を射ているとは限りません。 
でも、まずは「言ってくれた気持ち」に対して、まっすぐに向き合う。 

すぐに答えを出さなくても、 
「一度持ち帰らせてください」と伝えることも、 
ちゃんと受け止める姿勢になると思っています。 

僕は、「謝ること」って単なる言葉じゃなくて、 
「責任を持ってます」というメッセージやと思っています。 

「すみませんでした」で終わるんじゃなくて、 
「じゃあ、どうするか」を一緒に考える。 
それが、お客さんとの関係をもう一度結び直す機会になるんやと思います。 

クレームって、できればない方がいい。 
でも、来たときにどう向き合うかで、 
その後の信用の深さは変わってくる。 

焦らなくて大丈夫です。 

クレームは“終わりのサイン”じゃない。 
「まだ信じていたい」という気持ちの表れでもある。 

その気持ちを受け止めて、 
また少しずつ積み上げていけるように、僕は今日も現場に立っています。 

 
#クレーム対応 #信頼のつなぎ直し #商いの姿勢 #工務店の誠意 #言いにくいことを言ってくれる人 

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「価格は最後に伝えるもの」だと思っている理由

独立したばかりの頃、 
見積もりの金額を伝えるのがこわかったです。 

「こんな金額で頼んでもらえるんやろうか」 
「高いって思われたらどうしよう」 

そう思うと、自信が持てなくて、 
つい「これくらいでどうですかね…」と下手に出てしまう。 

でも今、僕ははっきり思っています。 

「価格は、最後に伝えるものでいい」と。 

どういうことかというと、 
金額の前に、すでに“信頼”や“価値”を伝えておく。 
むしろ、伝わった状態をつくっておくことが大切なんだと思うんです。 

僕はこれまで、見積もりの場面で勝負しようとはしていません。 

見積もりを出すときには既に 
「松谷さんにお願いしたい」と言っていただけている状態をつくる。 

そのために、日々コツコツと 
うちの仕事の価値を伝える発信や行動を続けてきました。 

たとえば

  • SNSで日々の施工の様子を発信する 
  • ブログで考え方やこだわりを書く 
  • 打合せや現場でのやりとりでも、誠実さを大事にする 
  • 小さな現場でも丁寧に、細部まで気を抜かない 
  • アフターフォローや掃除まで、見えない部分にも力を注ぐ 

そういう積み重ねが、 
「価格=ただの数字」じゃなくて、 
「うちの仕事のあり方を表すもの」として受け止めてもらえるようになった気がしています。 

だから、金額を伝えるときにはもう、 
「高い・安い」の話ではなくなっていることが多いです。 

もちろん、それでも「想定より高い」と思われることもあります。 
でも、そのときも大事なのは、 
なぜその価格になるのかをきちんと伝えること。 

そして、相手が納得できるように、誠実に説明すること。 

価格を伝えるって、 
断られるかもしれないこわい瞬間じゃなくて、 
「信頼を確認し合えるタイミング」だと思うようになりました。 

焦らなくて大丈夫です。 
価格を伝えるのがこわいのは、最初はみんな同じ。 

でも、その前に「伝えておくこと」を積み上げておけば、 
数字に込めた想いは、ちゃんと届くと思います。 

 

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