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融資を受けたその後、僕がどう向き合ってきたか
開業のとき、融資を受けるかどうかは、大きな決断やと思います。
僕も創業当初、日本政策金融公庫(国金)から300万円の融資を受けました。
でも実を言うと、
融資を受けたあと、「これで何を買おう」とか「何に使おう」って
そこまで細かく計画していたわけではありませんでした。
むしろ、
手元には置いておいたけど、実際にはあまり手をつけることもなかったんです。
ただ、それでも「借りてよかった」と今は思っています。
なぜかというと、
お金があるという安心感が、判断を落ち着いてできる空気をつくってくれたからです。
自己資金だけでなんとかしようとすると、
・想定外の出費があったとき
・売上が思うように立たなかったとき
・資金繰りがギリギリになったとき
焦って、大事な判断を間違えることもある。
「支払いができるかな…」と不安になったり、
「これ買わずにガマンしとこか…」と、
やりたいことを我慢する場面も増えてしまう。
でも、融資で得た資金が手元にあることで、
使わなくても安心できるという土台ができていた気がします。
僕が意識していたのは、
・必要になったときに動ける状態をつくっておくこと
・いざというとき、信用や支払いを守れる準備をしておくこと
それだけで、商売の感覚が少し変わりました。
融資って、「全部使うために借りる」んじゃなくて、
「備えておくために借りる」でもいいと思います。
焦らなくて大丈夫です。
借りたお金を全力で使い切らなくてもいい。
でも、手元に安心の資金があることが、
商売の判断に余白を生んでくれる。
それが、僕が融資を受けたあとに、いちばん感じたことです。
#融資は安心材料 #手をつけなくてもいい借り方 #資金の持ち方 #商売の余白 #商売の余白
お店を始めるとき、「結局いくらかかるの?」にざっくり答えます。
「お店を始めたいんですけど、どれくらいお金がかかりますか?」
この質問は、店舗づくりの相談で本当によく聞かれます。
そして僕はいつもこう答えています。
「全体像を“ざっくり”でもいいから把握しておくと安心です」と。
開業って、内装工事だけじゃありません。
たとえばお店を始めるときに、主にかかってくるお金はこのあたりです。
【1】物件取得費
・敷金・礼金・仲介手数料・前家賃など
→ 家賃の6〜10ヶ月分が目安になることも。
【2】内装工事費
・スケルトン or 居抜きかで大きく変動
→ スケルトンなら1000万円前後、
居抜き活用なら500〜800万円以内で済むことも。
【3】設備・什器・備品
・厨房機器、家具、POSレジ、看板、照明など
→ 自分で作ったり、知人から譲ってもらったりすると抑えられる。
【4】初期仕入れ・運転資金
・材料の仕入れ、オープン後数ヶ月の生活費や家賃
→ 目安として3〜6ヶ月分の固定費+仕入れ資金を見ておくと安心。
【5】広告・販促費
・チラシ印刷、SNS広告、ロゴ・ホームページ制作など
→ 想いを言葉で発信できるなら、最初は低コストでスタート可能。
つまり、工事費だけじゃないんです。
どこまで整えるか、
何を手作りするか、
自分でやるかプロに任せるかで、
かかる金額は本当に大きく変わってきます。
ただひとつ言えるのは、
“全部を完璧に揃えようとしないこと”が、結果的に一番の節約になるということ。
最初から100%の形にしようとせず、
「やりながら整えていく」という考え方を持っていると、
必要なところに、必要なお金をかけることができる。
焦らなくて大丈夫です。
開業資金に正解はありません。
大事なのは、自分の商売のサイズに合った“全体像”をつかんでおくこと。
そこから逆算すれば、
融資が必要かどうか、どれだけ準備が必要かも見えてきます。
#開業資金の全体像 #店舗づくりのお金 #起業準備のお金 #内装だけじゃない #開業前の不安解消
外観は、「入る前から感じてもらえるもの」だと思っています。
店舗づくりの相談を受けるとき、
内装の話と同じくらい、僕が大切にしているのが「外観づくり」です。
「外観って、どこまで力を入れたらいいんですか?」
「お金かけるのもったいないですかね?」
そんな相談もよくあります。
でも、僕はいつもこう答えています。
「外観って、お店に入る前から感じてもらえる“空気”なんですよ」と。
お店に入る前に、
人はそのお店の第一印象を、無意識のうちに感じ取っています。
看板、ドア、窓の見せ方、壁の色、照明のトーン、植物の置き方。
大きく装飾していなくても、
「なんかここ、落ち着くな」「入りやすそうやな」という印象は、外観のちょっとした工夫で生まれます。
外観は、言葉を使わないコミュニケーションやと思っています。
そして小さなお店ほど、外観って大事になってくる。
知らない人にとっては、
「入る・入らない」の判断材料は、見た目しかないからです。
僕が意識しているポイントを少しだけ紹介します。
① 入りやすさをデザインする
ドアが開けやすい高さや取っ手の感じ。
中が見える窓の配置。
小さな黒板や、手描きの案内ボード。
ほんの少しの工夫で、
「ここ、入っても大丈夫かな?」というハードルがぐっと下がります。
② 店主のらしさがにじんでいるか?
素材選びや文字の書体、色のトーンに、
その人らしさが滲んでいるかどうか。
お金をかけるかどうかよりも、
「気持ちがちゃんと込められているか」の方が、絶対に伝わります。
③ 写真映えより、佇まいを整える
流行の外観じゃなくていい。
SNS映えしなくてもいい。
でも、「ここにこの店があると、街がちょっといい感じになるな」って、
そんな佇まいを目指すと、ファンが増えていきます。
焦らなくて大丈夫です。
外観って、完成させるというより、育てていく部分でもある。
オープンしてから植物を置いたり、
照明の明るさを変えたり、看板を描き直したり。
そうやって、少しずつお店の空気を整えていける。
「入る前から伝わるもの」それが外観やと思っています。
#外観づくりの工夫 #小さなお店の外観 #第一印象は外から始まる #入る前の空気感 #店舗設計のポイント
ひとり営業の限界ラインと、休む勇気
独立してひとりで仕事をするようになると、
全部を自分ひとりでこなすことになります。
営業も、打合せも、現場も、発信も。
ときには、経理やクレーム対応まで。
「自由に働ける」というのはたしかなんですが、
気づけばいつの間にか、どこにも休む余白がない
そんな状態になっていたりします。
僕自身も、独立したばかりの頃は
とにかく「頼まれたことは全部受ける」くらいの気持ちで動いていました。
でもあるとき、ふと気づいたんです。
- お客様への返信が、1日、2日と遅れてしまう
- 細かい判断をするのに、やたら時間がかかる
- 現場での集中力が、なんだか続かない
ほんと寝る間も惜しんで働きまくっていました。
体は元気なはずなのに、頭も気持ちも動きが鈍い。
めちゃくちゃ非効率。
これってつまり、ひとり営業の限界ラインに差しかかってたんやと思います。
休むって、こわいこと?
「今休んだら、仕事が止まる」
「お客さんに迷惑をかけるかもしれない」
「自分が頑張らないと回らない」
そんなふうに思って、無理して走り続けてしまうことって、ありませんか?
でも、ある程度のところで休む勇気を持つことは、続けていくために必要な選択だと、僕は思うようになりました。
僕が決めている、ひとつのルール
今は、こんなふうに考えています。
「仕事が滞りそうな時に、もっと頑張るじゃなく少し止まる、を選べる人でいたい」
だから、意識して休むようにしています。
- 月に1回は、なにもしない日をつくる
- 休日にメールやLINEの通知をオフにする
- 仕事が詰まってきたら、納期をずらす勇気を持つ
お客さんとの信頼があれば、
ちゃんと話せば伝わることも多いです。
最後に
仕事って、がんばりすぎると、
好きだった気持ちが見えなくなってしまうことがある。
だからこそ、自分を守ることも、仕事のうち。
焦らなくて大丈夫です。
ひとりでやっているからこそ、
ちゃんと休むことは「続けるための作戦」やと思います。