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お店を始めてすぐ、実はめちゃくちゃ焦ってました。
独立して、工務店として看板を出して、
いざ「自分の商売」が始まったとき。
正直、めちゃくちゃ焦りました。
「仕事、ほんまに入ってくるんやろか」
「誰も頼んでくれへんかったらどうしよう」
「周りにどうせすぐ潰れるやろって思われてへんやろか」
不安とプレッシャーで、頭の中がいっぱいやったのを、今でも覚えています。
最初のうちは、
「断るなんてありえない」という感覚で、来た依頼は全部受けてました。
工事の規模も関係なく、
儲かるかどうかより、
「仕事があること」が嬉しくて、がむしゃらに動いていました。
でもその反面、利益はほとんど残らない。
無理なスケジュールで現場が重なって、
心も身体もパンパンになってました。
それでも断るのがこわくて
「この仕事を断ったら、次は来ないかもしれない」と思ってました。
今振り返ると、
あの焦りの中で、続けられる商売の感覚は持ててなかったなと思います。
だからこそ、あの時期に学んだことがたくさんあります。
▷ 「すぐに結果は出ない」
最初の半年、売上なんてガタガタ。
でも、振り返ると見てくれてる人は確実にいた。
▷ 「誰にでも喜ばれる仕事はできない」
全部受けると、自分がすり減る。
「誰のために働きたいか」を決めることで、少しずつ整っていった。
▷ 「断る勇気が、信頼を生むこともある」
むずかしい依頼を断ったとき、
「ちゃんと考えてくれてるんですね」と言われたこともあります。
焦らなくて大丈夫です。
オープン直後は、みんな不安やと思う。
でも、焦りの中でも目の前の仕事をちゃんと積み重ねていけば、
信頼はちゃんと育っていく。
僕は今も完璧じゃないけど、
焦った時期があったからこそ、今の自分のやり方があります。
あの頃の自分に、こう言いたい。
「大丈夫。ちゃんとつながっていくから」って。
#オープン直後のリアル #焦りとの向き合い方 #断るのも勇気 #仕事がない不安 #続けられる商売の作り方
ひとりで始めた工務店に仲間が増えてきた。今も、うまくいかずに葛藤しています。
独立したばかりの頃、
僕は、たったひとりでこの工務店を始めました。
現場も管理も、見積もりも打合せも、全部ひとり。
頼れる人もいなくて、
「できることは全部、自分でやるしかない」
そんな感覚でスタートしました。
でも、ありがたいことに仕事が少しずつ増えていって、
気づけば仲間と一緒にやるというフェーズに入っていました。
それは嬉しいことでもある反面、
僕にとっては初めての経験でもありました。
「どう伝えたらいいんやろ?」
「任せるって、どこまで任せたらいいんやろ?」
そして正直に言うと、
この仲間とやるということが、今もまだ全然できていません。
僕は今も、日々葛藤の途中にいます。
でも、これまでやってきた中で、
「これは意識してきてよかったな」と思えることが、少しずつ見えてきました。
① 「自分の言葉」で伝えること
仲間にお願いするとき、
最初はうまく伝えられなくて、
「なんかちがうな」となることもよくありました。
でもそれって、相手のせいじゃなくて、
僕の伝えきれてないことが原因やなと気づきました。
だから今は、かっこつけずに、自分の言葉で話すようにしています。
なぜそれを大切にしているのか。
どういう思いでその仕事をしているのか。
完璧じゃなくても、伝える努力はやめないようにしています。
② 「任せる勇気」と「見守る余白」
全部見ていた方が安心なんです。
でも、それだと結局「自分が増えただけ」になる。
それよりも、うまくいかなくても任せてみる。
振り返りながら育てていく。
そういう感覚を、今も実験中です。
③ 「正解」より「対話」を大事にすること
僕自身、答えを急ぎたくなるタイプです。
でも、それをグッとこらえて、
「なぜそうしたのか?」「どう考えたか?」を聞くようにしています。
うまく言えないこともある。
でも、そのプロセスごと共有できることが、信頼のはじまりやと思うんです。
焦らなくて大丈夫です。
僕も今まさに、葛藤の真っ最中です。
でも、ひとりでやっていた頃にはなかった気づきが、仲間との関わりの中にはある。
僕はこれからも、
うまくいかなくても、ちゃんと対話しながら、
「一緒に育っていける関係」をつくっていきたいと思っています。
#仲間を迎えるタイミング #任せるってむずかしい #チームづくりの途中 #ひとり起業から次のフェーズへ #葛藤しながら整える
コンセプトがブレない空間は、やっぱり強いと思う。
「このお店、なんか好きやな」
「すっと入ってこれた感じがした」
「この雰囲気、ちゃんと考えられてるな」
そんなふうに思える空間には、
ちゃんとした設計の芯があると感じます。
僕たちは現場や打合せで、よくこう考えます。
「このお店が、どんな想いで始まって、
誰に向けて、何を届けようとしているのか?」
そのコンセプトがしっかりしていれば、
設計は自然と決まっていくことが多いです。
逆に、その軸が曖昧なままデザインを進めてしまうと、
あとから「なんかちがうな…」という空間になってしまうこともあります。
大事なのは、「見た目」より「伝わるかどうか」。
たとえば──
🔹 焼き菓子屋さんで、「手作り感」「ぬくもり」を大事にしたいなら
→ 無垢の木、真鍮の取っ手、あたたかい照明で空気感を整える
🔹 コーヒーを真剣に出したいなら
→ 奥行きのあるカウンターと、丁寧な所作が映える照明計画を考える
🔹 1人でお店をまわすスタイルなら
→ 無理なく使える動線と、人の気配が近すぎない距離感を設計する
つまり、空間をどう作るかの前に、
「この場所でどんな関係をつくりたいか」を考えることが先なんです。
そして、設計は「それを形にする作業」。
もちろん、途中で迷うこともあります。
でもそんなときは、
最初に話してもらったきっかけや想いに立ち返るようにしています。
焦らなくて大丈夫です。
かっこいいお店にすることが目的じゃなくて、
そのお店らしさがちゃんと空間ににじんでいることが一番大切やと思っています。
僕たちは、そんな伝わる空間を、これからも一緒につくっていきたいと思っています。
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お店に奥行きがあると、空間が落ち着いて見えます。
設計の現場でよく感じることがあります。
同じ面積でも、
「広く感じる空間」と「狭く見えてしまう空間」がある。
その違いって、何が大きいかというと──
「奥行きが感じられるかどうか」なんです。
面積が限られている小さなお店ほど、
奥行きをどう演出するかが空間の印象を左右します。
僕たちが設計するときに、よく意識しているのは、
「照明の落とし方」と「物の配置の抜け感」です。
今日はその2つを、簡単にご紹介します。
① 照明の工夫:「全部明るくしない」
空間全体をまんべんなく照らすと、
一見明るくて見やすいようで、
空間が平面的に感じられてしまうことがあります。
だから、僕たちはよくこうします。
- 手前の照明は少し落とし気味に
- 奥にかけて明るい照明を配置
- 店内にスポットの明暗をつくる
そうすることで、自然と視線が奥へ抜けていって、
空間に奥行き感が生まれるんです。
ポイントは、「影を恐れないこと」。
暗がりがあると、空間はより深く見えます。
② 配置の工夫:「視線が“止まらない”ようにする」
棚や什器を壁際に並べすぎたり、
背の高いものを連続で置くと、
視線が途中で止まってしまい、空間が詰まって見えることが多いです。
そこで僕たちがよくやるのが、
- 一部だけ背の低い家具を使う
- 間に空白をつくる(ディスプレイ棚を抜く、什器に抜けをつくる)
- 壁面より斜めのラインに物を置いて、視線の流れをつくる
視線が奥までスッと通る空間は、それだけで広く感じられる。
面積を広げることはできなくても、
「広がり」を感じさせることは、設計の力で十分つくれると思っています。
焦らなくて大丈夫です。
照明と配置。
この2つを少し工夫するだけで、
空間の印象は大きく変わります。
僕たちはこれからも、
面積以上の居心地をつくれるような設計を目指していきたいと思っています。
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