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【店舗兼住居】ってどう?メリット・デメリットを整理してみました
最近、開業希望の方からもよく出てくるのが
「お店と家を一緒にしたいんです」というご相談です。
僕たちも店舗づくりをお手伝いしていると、
実際に 「店舗兼住居」 という選択をされる方も多くいらっしゃいます。
今日はこの形の メリットとデメリット を少し整理してみたいと思います。
【メリット①】 家賃がかからない
何と言ってもこれが一番大きいと思います。
別で家賃を払わなくても済むので、
経営上のランニングコストが大きく抑えられます。
開業初期は売上も安定しにくい時期。
固定費が抑えられるのはかなり安心材料になります。
【メリット②】 通勤ゼロの暮らし
移動時間がまったくなくなります。
通勤のストレスがゼロになるのは想像以上に快適です。
営業時間ギリギリまで家のことができたり、
子育て中の方なら、合間に家事・育児もしやすいです。
「仕事と生活が自然と両立しやすい」 というのは
店舗兼住居ならではの良さです。
【メリット③】 お客様との距離感も近い
近所の方がお客さんになってくれたり、
地域密着の商売をしたい人には、
店舗兼住居はすごく相性が良いスタイルだと思います。
自宅の敷地を活用できるなら、開業までのスピード感も早いです。
【デメリット①】 プライバシーの線引きが難しい
逆に言うと「仕事と生活の境目が曖昧になる」という面もあります。
お客さんに「家=お店」と見られるので、気を遣う部分も増えます。
玄関先で突然声をかけられる…なんてことも起こるかもしれません。
【デメリット②】 防犯面の不安
自宅とお店が一緒だからこそ、
・お客様の出入り
・金銭管理
・防犯意識
…など、セキュリティ面の配慮はしっかりしておきたいです。
【デメリット③】 近隣トラブルへの配慮
特に住宅街でお店をする場合は、
ご近所さんとの関係性も大切になってきます。
騒音
駐車場問題
お客様の出入り
こういったことを事前に想定して、地域との関係性も作っておくと安心です。
【まとめ】
店舗兼住居は、経営的には非常に有利 なスタイルでもあります。
一方で、生活と仕事のバランスやプライバシーの線引き、防犯面など
「経営+暮らし」両方の視点で考える必要があるのが特徴です。
焦らなくて大丈夫です。
じっくりとライフスタイル全体をイメージしながら検討していけば、
自分に合ったスタイルがきっと見つかると思います。
もし悩んだら、いつでもお気軽にご相談ください。

SNSで焦ったとき、自分に言い聞かせていること
独立して少し経った頃、
SNSで知り合いの投稿を見るのがしんどかった時期がありました。
「うまくいってるなぁ…」
「なんか、自分だけ取り残されてる気がするな」
そんなふうに、心がザワザワしてしまうことがよくありました。
僕は、「自分は自分、人は人」と
きっぱり割り切れるタイプではありません。
つい比べてしまう。
同世代の経営者が店舗を拡大していたり、
フォロワーが急に増えていたり、
「すごいな」と思う反面、
「自分は全然やん…」と落ち込んでしまう。
せっかく目の前のことを一生懸命やって、
自己概念を少しずつ上げていってるのに、
SNSを見た瞬間に、それをスッと下げてしまう感覚。
みんなが輝いて見えて、しんどくなってしまった。
「こんなこともしたい」
「あれもいいな」
目移りしてしまって、
自分の方向性に自信が持てなくなることもありました。
だから、ある時期はSNSを見るのをやめていたんです。
でも、それは逃げではなく、
自分を整える時間だったんやと思います。
段々と自分のしたいことが明確になってくると、
周りの投稿にもぶれなくなってきた。
「いいな」と思っても、
「でも、僕は僕の道がある」って思えるようになった。
自分は自分。相手は相手。
僕は、自分の信じる道を進むだけ。
だから今は、
SNSの投稿もするし、見ることもします。
でも、それは「比べるため」じゃなく、
「つながるため」「届けるため」に変わりました。
焦ったときこそ、
「今、自分が何を積み重ねているか」に意識を向けるようにしています。
目の前の仕事。お客さんとの会話。
現場を整えること。道具の手入れ。
そうやって、自分の足元をしっかり見て、ひとつずつ重ねていく。
「コツコツでいいやん。人は人、自分は自分」

僕はもう、業者さんを値切らないと決めている。
僕が工務店を始めたばかりの頃、
実は、業者さんに対して「もうちょっと安くしてもらえませんか?」と
値段の交渉をしていた時期がありました。
まだ右も左もわからない中で、
どうにかして利益を出さなあかん、
コストを抑えないと…と必死やったんやと思います。
でも、あるときふと思ったんです。
「毎回毎回、そんなやり取りするのもしんどいな」って。
それに、
自分が同じことをされたら、絶対イヤやろうなって。
「この仕事、ちょっと安くできへん?」って
毎回言われる側の気持ちになったときに、
なんか違うなと感じたんです。
そこから僕は、
「業者さんを仲間として見る」ことを大事にするようになりました。
もちろん、現場にはコストの制限もあるし、
いつも余裕のある予算ではないです。
でも、お願いするときは、
「すみませんが、この現場、少しだけご協力いただけませんか?」
と、ちゃんと理由を伝えて、誠意を込めてお願いするようにしています。
ただ「安くして」ではなく、
信頼関係の中で相談する。
それが僕のやり方になっていきました。
そんなふうに関わってきたからか、
今では10年以上の付き合いになる業者さんもたくさんいます。
何も言わずに動いてくれたり、
現場で「あれ、もうやっときましたよ」って笑って言ってくれたり。
その関係性が、
僕にとっては大きな財産やと思っています。
僕は「価格で関係を築く」のではなく、
「信頼で関係を積み上げる」ことの方が、
ずっと強くてあたたかいと思っています。
これから独立する人に伝えたいのは、
値段だけじゃなく、人との関係を大切にすることの大きさです。
焦らなくて大丈夫です。
でも、最初から「人としてどう関わるか」を意識しておくと、
その先に続いていく現場も、変わっていくと思います。

自信は「努力の積み重ね」からしか生まれない
「自信がないんです…」
そういう悩みを持つ人は本当に多いと思います。
正直、僕自身もよく感じます。
「もっと自信があればなぁ…」 って。
世界チャンピオンとの会話
以前、ありがたいことに格闘技の世界チャンピオンになった方と
お話しする機会がありました。
せっかくだからと、ずっと気になっていた質問をしてみたんです。
「リングに立つときって、怖くないんですか?」
世界の舞台に立つような人たちは、みんな自信満々に見えます。
でも、その方はこう答えてくれました。
「もちろん、めちゃくちゃ怖いよ」
「でも、気持ちで負けたら終わりやから、必死に自分を鼓舞してる」
正直、その言葉がとても印象に残りました。
自信は「圧倒的な練習量」から生まれる
さらにその人は続けてこう言いました。
「結局、自信ってどうやってつくねんって言われたら、圧倒的な練習量しかない。」
「誰よりも練習してきたって、自分で胸を張れるかどうか。」
この言葉を聞いて、ああ確かにそうだなと感じました。
- これだけやったんだから大丈夫だ
- これだけ積み重ねたんだから自信持っていい
自信って「気持ち」から生まれるものじゃなくて、
「行動の裏付け」から生まれてくるんだな と改めて思いました。
自分で自分に積み上げさせる
僕も含めて、多くの人が
「自信がない」→「だから動けない」
と考えがちです。
でも実は逆で、
「行動を積み重ねる」→「だから自信が生まれる」
なんだと思います。
その格闘家の方は、試合前の半年間は私生活でも節制を徹底していた そうです。
食事も、睡眠も、遊びもすべてコントロールしていた。
そこまでやり切ったからこそ、リングに立つときに自分を鼓舞できる。
「これだけやったんだから大丈夫」と思える材料を、自分で自分に与えていく。
自信は待っていても降ってこない
結局、自信って「努力の証明書」 なんだと思います。
- やる前に自信は湧かない。
- 行動を積み重ねた先に自然と湧いてくる。
だから、今はまだ自信がなくても大丈夫。
コツコツ行動を積み重ねていくことが、自然と自信を育ててくれる。
焦らなくて大丈夫です。
今日の小さな積み重ねが、やがて「自信」という土台を作ってくれる。
今日もまた一歩、積み上げていきます。