漢方薬局「香薬房」さま

奈良市三条町に移転された漢方薬局「香薬房」さま。

施行においてのこだわりポイントを大工さんに聞いてみました。

△コスト削減の為に、既存下地はそのままで上にオークの床材を貼っています。当然凹凸があるので、フラットに仕上げるのは至難のわざ。数ミリ単位で調整して、美しく仕上がるかどうかは大工さんの腕にかかってきます。香薬房さんも、下地段階で約1㎝の高低差がある部分もあったそう!そんな凸凹を微塵も感じさせない美しい床を、ぜひご覧いただきたく思います。

△板張りの茶色いスペースと、クッションフロア張りのアイボリーのスペース。このように材が切り替わる境目に、見切り材を入れます。見切り材とは、つなぎ目を美しく整えてくれるもの。多少ガタついた切り口でも、隠してくれる役割もあります。香薬房さまでは、見切り材に細い真鍮棒を使用していますが、なにぶん細いのでなんにも隠せません!けれども空間がスタイリッシュになり、見栄えは抜群に上がります。こちらも美しく仕上がるかどうかは、大工さんの腕に頼るところ。さらに香薬房さまにおいては、50㎝角のクッションフロアを切らずに仕上げるよう指定があったので、見切り材が斜めに走っている部分の角度を現場で微調整しながらの作業だったそうです。

 

二点とも、言われなければ気づけない部分。ですが見た目と使用感で、お客様の満足度としては全く違ってくる部分だと思います。

細部まで丁寧に、お客様の為に施工をしてくれる大工さんが、ノトスを支えてくれています。