近江商人の精神。

こんばんは。

松谷です。

先日、
県職員のお友達が大宇陀で
事業されている山口農園さんを
紹介してほしいということで会社にお邪魔してきました。

僕と山口さんとは同じ経営者団体で
繋がりがありましたが会社にいかせて
頂くのは初めてでした。
山口農園さんは
行政などから見学にこられたりと
これからの農業を牽引して
いかれる存在ではないかなと思います。

http://www.yamaguchi-nouen.com/

2時間ほど
会社のことをいろいろ
お話しいただきました。
とにかく仕組み作りが素晴らしい。

儲からない農業を儲かる農業に。
若者に農業を始めたいと
思ってもらえるように独立を支援。
増え続ける空き農地を使える農地に。

結果的にこうなったけど
とっかかりは
なんでこんなに働いてこれだけの
収入なの?
それが山口さんの農業に携わり始めた
きっかけの一つです。

いろいろなことを実践されて
いる中で何度もおっしゃっていた
言葉が「win-winの関係性」です。

誰かが
しんどい思いをしているとか
損をするような仕組みは継続できない。続かない。

近江商人が大切にしていたのが
売り手よし、買い手よし、地域よし。
という三方よしという精神でした。

みんながそれぞれよくて初めて継続できるということ。

例えば、めちゃくちゃ商品売れてお客さんにも
満足してもらえるけど、
近隣の方にめちゃくちゃ迷惑がかかるような
ものであればきっと継続はできない。

また、
地球環境にめちゃくちゃいいものを作って
お客さんも喜んでくれているけど、
半分ボランティアみたいな形で
会社に全然利益残らなかったら
続かない。

仮にうちだけが
1人勝ちを
一時的にできたとしても
絶対に長続きはしない。

この近江商人の精神が
なんとなくわかり始めて
3年くらいかなと思います。

そして意識して
実践していることの例として
・職人さんに対して
適正な金額であれば
それから無理な値引きはしない。
(たまにお願いすることもあります・・・)

決してうちと職人さんとは仕事を
やってるという上下関係ではなく
あくまでもフラッと関係性であるということ。
職人さんがいてくれるからうちの仕事もでき、
そしてお客さんにも喜んでいただける。

等です。

山口農園さんのお話しを聞きながら
やっぱりそうだよなと
再確認させていただきました。

頭でわかっていても
いざ、実践となると
これまた、難しいですが
常に自分自身の言動を
気を付けていきたいと思います。