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「泥臭い営業」から逃げていないか
今日は「営業って何なんだろう」
そんなことを考えていました。
営業とは、自分の商品やサービスを知ってもらうこと。
そう考えると、営業にもいろいろな方法があります。
SNSで発信する。
ブログを書く。
チラシを配る。
広告を出す。
どれも大切な活動です。
そんな中で、よく耳にする言葉があります。
「泥臭い営業をしろ」
ここで言う泥臭い営業とは自分の足で動くこと。
人に会いに行くこと、直接話をすることです。
正直なところ、私はこういう営業から少し
逃げていたかもしれません。
SNSや動画は効率が良い。
一度発信すれば、多くの人に届きます。
でも、人に会う営業は時間もかかるし効率も悪い。
そう思っていました。
ただ、本当にそうなのだろうか。
遠回りに見えるけれど、実は一番の近道ではないか。
そんなことも感じています。
なかなか行動できない理由を考えてみると、
断られたくない。
嫌われたくない。
避けられたくない。
そんな気持ちも少なからずあるように思います。
だから最近は、意識的に人と会う機会を
増やしてみようと考えています。
営業になるかどうかは一旦置いておいて、
まずは人の話を聞く。
どんな悩みを抱えているのか。
どんな想いで商売をしているのか。
そのリアルを知りたいと思ったのです。
昨日は、15年間パン屋さんをしている方と
食事をしました。
話を聞いていて印象的だったのは、
技術を覚えるために必死だったことです。
休みの日も返上して師匠のもとへ通い、
技術を盗み、身につけたそうです。
それを聞いて、大工時代の自分を思い出しました。
休憩時間になるたびに親方のところへ行って、
「これはどうしてるんですか?」
「なぜそうするんですか?」
と聞いていました。
早く覚えたい。
早く成長したい。
その一心だったと思います。
やはり職人というのは、どの業界でも
似ているのかもしれません。
もう一つ感じたのは、その方が本当に
パンを愛しているということです。
パンの話になると止まらない。
探究心が尽きない。
私は木が好きです。
だから少し似ているなと思いました。
好きだから深くなる。
深くなるから上達する。
職人の原点はそこにあるのかもしれません。
一方で、職人気質な人ほど組織化は難しい。
そのパン屋さんも、パン作りは基本的に一人で担当
されていて、スタッフさんは販売が中心とのこと。
品質へのこだわりが強いからこそ
人に任せるハードルが高い。
これは私自身の課題でもあります。
職人として成長すること。
経営者として成長すること。
この両立は簡単ではありません。
でも昨日の食事会を通して改めて思いました。
やっぱり人に会うことは大切だと。
SNSでは分からないリアルな話がある。
現場で頑張っている人の悩みや工夫がある。
だからこそ、これからは少しずつでも人に会う機会を
増やしていきたいと思います。
泥臭い営業。
効率は悪いかもしれないけれど、
本当に大切なことはそこから
始まるのかもしれません。
「仕組み」とは、人に任せるための準備である
今日は「仕組み」について
考えさせられる出来事がありました。
私は元々職人です。
だからなのか、今でも何かを進める時、
「自分でやった方が早い」
と思うことが少なくありません。
今日はまさにそんな一日でした。
例えば、何か商品を購入するとします。
一人で仕事をしている場合はとてもシンプル。
商品を選ぶ。
価格を確認する。
購入する。
カード情報を入力する。
商品を受け取る。
たったこれだけです。
頭の中で考えたことをそのまま行動に移せます。
ところが、人にお願いすると話は変わります。
「この商品を購入しておいてください」
だけでは進みません。
いつまでに必要なのか。
予算はいくらなのか。
どこへ納品するのか。
何のために使うのか。
まずはそれを伝えなければいけません。
さらに購入手続きの中で、
承認はどうするのか。
支払い方法はどうするのか。
カード情報はどう管理するのか。
そんなことも考える必要があります。
今日はそのあたりで少しつまずきました。
カードが使えない。
承認がうまくいかない。
結局どうするのか。
そのやり取りに二人の人間が時間を割いた時は
自分でやった方が早いかも?と少し思いました。
一人でやる方が楽は楽です。
自分の思い通りにできるし
確認も不要、説明も不要です。
だから多くの職人や個人事業主は、
一人でやることを選ぶのだと思います。
でも、組織をつくるなら話は別です。
人に任せるためには、ルールが必要です。
仕組みが必要です。
誰がやっても同じように進められる必要があります。
僕はこの仕組みづくりが得意ではありません。
でも、それでは組織は大きくなりません。
人に任せられないからです。
今日改めて感じたのは、
仕組みというのは効率を下げるためにあるのではなく、
人に任せるためにあるということです。
最初はむしろ面倒です。
ルールを決める。
手順を決める。
確認事項を決める。
時間もかかります。
でも、それを乗り越えた先に組織があります。
一人でやる世界とチームでやる世界は
全く違います。
だからこそ、組織をつくりたいのであれば
「自分でやった方が早い」
を卒業しなければいけない。
そのために必要なのが仕組みなのだと思います。
今日の出来事はとても大切な学びになりました。
これからも少しずつ、
人が動きやすいルールをつくる。
人が任されやすい仕組みをつくる。
そんなことに向き合っていきたいと思います。
20年積み上げたものは絶対に裏切らない
今日は改めて、
「専門性を高めることの大切さ」
について考えていました。
最近、あるソムリエの方のYouTubeを見ました。
まだ30代の方だったと思いますが、
新しい商品を開発されていて
とても売れているそうです。
その方のお話を聞いていて感じたのは、
言葉に重みがあるということでした。
なぜ重みがあるのか。
それは長年ワインと向き合ってきたからです。
15年なのか20年なのか、
毎日ワインに触れ、学び、経験を積み重ねてきた。
だから知識も深いし、話に説得力があります。
人はそういう人に共感するし、
「この人から買いたい」
と思うのだろうなと感じました。
ふと「じゃあ自分はどうなんだろう」
と考えてみました。
私は22歳で建築の世界に入りました。
そこから約20年以上。
ずっと現場で仕事をしてきました。
特にリフォームや店舗改装を中心にやってきました。
新築は図面通りにつくる部分が大きく、
ある程度先が見えています。
でもリフォームや改装は違います。
壁を開けてみないと分からない。
天井をめくってみないと分からない。
図面通りになっていないこともあります。
だからこそ
「たぶんこうなっているだろう」
「おそらくここに問題があるだろう」
と先を読む力が必要になります。
経験がなければできない仕事です。
これまで数え切れないほどの現場を見てきました。
失敗もありました。
予想外のこともたくさんありました。
でも、その積み重ねがあるからこそ、
今では少々のことでは動じません。
これは自分の強みだと思っています。
そして正直に言うと、この分野については
かなりの自信があります。
ただ一方で思うのです。
専門性があるだけでは十分ではないと。
大切なのは、その専門性をどう活かすかです。
この知識や経験を使って
どんな人の役に立てるのか。
どんな悩みを解決できるのか。
どんな価値を届けられるのか。
そこが明確になった時に、事業はもっと
伸びていくのだと思います。
専門性を磨くこと。そして、
その専門性を社会の役に立てること。
この二つが揃って初めて、本当の価値に
なるのではないでしょうか。
今日改めて感じたのは、長年積み上げてきたものは
決して無駄にならないということです。
行動した量。
費やした時間。
失敗した回数。
向き合った年月。
それらはすべて自分の財産になります。
誰にも負けない知識。
誰にも負けない経験。
誰にも負けない技術。
皆さんにはありますか?
もし今はないとしても大丈夫です。
何か一つを深く掘り続ける。
それを10年、20年と積み重ねていく。
その先には、きっと誰にも真似できない
強みが生まれるはずです。
行動量と費やした時間は決して裏切りません。
私自身も、これからさらに専門性を磨きながら、
それをもっと多くの人の役に立てられるよう
挑戦していきたいと思います。
そのこだわり、本当に必要ですか?
先日、車を運転していて信号待ちをしていました。
何気なく道路沿いを見ていた時のことです。
視界に入ってきた看板の多くが赤を使っていました。
正確に数えたわけではありませんが、
10店舗近くの看板が見えていて、その多くに
赤色が使われていたように思います。
なぜだろうと考えていました。
赤という色は信号機でも使われていますし、
人の目を引きやすい色だと言われています。
注意を向けてもらう。
存在を認識してもらう。
そういう役割を持った色なのだと思います。
看板の目的を考えると
「ここにお店がありますよ」と伝えることです。
ならば、目立つ色を使うのは理にかなっています。
ところがです。
今まで私が携わってきたお店を思い返してみると、
赤色をメインに使った看板はほとんど思い浮かびません。
自分の会社の看板もそうです。
正直言うと、私は赤色の看板に少し抵抗があります。
なんとなく派手に感じる。
少し安っぽく見える気がする。
もっと落ち着いた雰囲気の方がいい。
そんな感覚があります。
でも、その瞬間に思ったのです。
もしかして、それってただの自分の好みではないかと。
看板の役割は目立つこと。
存在を知ってもらうこと。
それなのに
「赤は嫌だ」
「もっとおしゃれな方がいい」
という自分の価値観を優先してしまっている。
もしそうだとしたら、本来の目的から少し
ずれているのかもしれません。
もちろん、すべての看板を赤くすればいいという
話ではありません。
業種によっても違いますし、ブランドイメージとの
兼ね合いもあります。
私たちのような工務店であれば、たまたま
通りがかった人が来店することはほとんどありません。
ネットで調べたり、紹介を受けたりして来社される方が
大半の、いわゆる目的来店型の業種です。
だから飲食店や量販店とは考え方が違う部分もあります。
それでも今回感じたのは、自分の価値観や思い込みが
成長を妨げていることがあるかもしれないということ。
私たちは無意識のうちに
「こうあるべき」
「自分はこれが好き」
「これは好きじゃない」
という基準で判断しています。
でも、その判断は本当に
成果につながる判断なのでしょうか。
もしかすると、
おしゃれにしたい。
かっこよく見せたい。
自分らしくしたい。
そんな気持ちが、本来得られるはずだった成果を
遠ざけていることもあるかもしれません。
今の現実は、これまでの意思決定の積み重ねです。
今より成長したいのであれば、今までと同じ
意思決定を続けるだけでは変わりません。
どこかで考え方を見直す必要があります。
今回の赤い看板を見ていて、
「自分の中にもまだまだ思い込みがあるな」
と感じました。
成長を妨げるのは、能力不足ではなく
案外こうした小さな固定観念なのかもしれません。
皆さんにも
「なぜか避けていること」
「なんとなく嫌だと思っていること」
はないでしょうか。
その理由を一度掘り下げてみると、
新しい発見があるかもしれません。
私自身も自分の思い込みと向き合いながら、
少しずつ成長していきたいと思います。