大工さんのひと工夫

お家が使いやすくなるように、長持ちするように。後々のメンテナンスもしやすいように。

 

お客様のことを想って、工夫しながら日々の施工をしてくれている大工さんがnotosには居ます。

そんな大工さんのお話を聞いていて、ひと工夫された箇所って完成後は見えなくなってしまう部分がとても多いことを知りました。

私自身、自分の家をリフォームする時に知っていたかったー!なんて話もあるので、この場で紹介していけたらと思います。

 

 

 

 

 

戸当たりって私、知りませんでした。

扉を当てて止める為の枠のことだなんて、知りませんでした。

壁や床につける金物も同じ呼び名だそうで、ちょっとややこしいのですが…

 

△戸当たりと書いてある部分です。上枠と左右の縦枠に細い木が付いています。衝撃を和らげるために、ゴムが付いていることも多いかと思います。

 

 

 

 

この戸当たり、ボンドで貼られて細いビスなどで打たれていることが多いそう。住宅ならばその取り付け方法で問題ないのだそうです。

 

 

…だそうですが。

 

 

店舗など不特定多数の方がドアの開け閉めをされる場合、負荷によって戸当たりの木が欠けたりする場合はやはりあるそう。

その場合は補修となるのですが、ボンドで貼ってしまうと美しく補修がしずらいので、notosの大工さんはボンドを使わずに戸当たりを取り付けてくれています。

 

 

戸当たりが付くドアの枠を彫り込んで、そこに戸当たりの木をはめ込んで付ける。

説明がわかりづらくて申し訳ないのですが、伝われ~!と全力で願いながら書いています。

ボンドで貼るのとは手間のかけ方が違うんです!伝わって!!!

 

 

 

 

工務店でお仕事をさせてもらっていると、このような大工さんたちのお話を聞ける機会がたくさんあって。

 

住む人のことを考えて色々と工夫してくれる、こんな大工さんにお家を建ててもらいたいなーと私はいつも、住む人の立場で話を聞いています。

 

 

 

独り占めするにはなんとも勿体ない話なので、今後もまた紹介させていただきたく思います。