「建て替え」か「改装」か・・・

こんばんは。

松谷です。

先日
築200年くらいの物件の下見に
行っていました。
見るからにいい材が使われており、
大工さんのこだわりが随所に見られます。
ドアなどもすごくこったものでした。

一方で
はっきりとは調べていないですが
床の水平がすごく悪くなっていることと
また、
柱の傾きが発生しているように
感じられました。
おそらく家の真ん中のラインくらいで
家を支えている基礎が沈んでしまっているのでは
ないかと思います。

できればここをリフォームして
住むようにしたいというご依頼です。

また、別の方からも
築50年くらいの家があって
そこを改修したいのです。と
問い合わせがありました。
まだ、中を見れていないので
はっきりとはわかりませんが話を伺うと
きっとそこも凝った家になっていることが
わかりました。
この方のご主人は工務店に勤められていて
そこの社長に相談してみたら
壊して新築にしたらということのようです。

先の築200年の方でも
壊して新築にした方が早いんじゃないと
いう意見もでてきたようです。

僕の中では
壊して新築にするという選択肢はゼロです。
この築50年・200年と受け継がれてきた
歴史を次の世代にもつないでいきたいと
思っています。
お客さん自身もそのお家に
愛着がありますしね。そういうのを大切にしたいです。

しかし、
言うのは簡単。
これを生かしていくのはすごく難しいのも現実です。
一番は費用面です。
それだけかかるなら・・となる場合もあります。

ここは本当に
工務店としての技量を試されているなと
思っています。